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その生命保険、本当に必要か?保険を使わないセーフティネットを調査

一家の大黒柱が死んだとき、残された家族に経済的リスクが及ばないようにと考えるのは、ごく自然なことです。生命保険は加入の仕方によっては、残された家族の力強いサポートになるため、世代に関係なく人気のある保険商品です。
しかし、その生命保険、本当に必要でしょうか?誤った加入でお金を無駄にしていないでしょうか?ここでは、生命保険に入るメリットや入らなくてもいい理由など、さまざまな角度から生命保険に加入することの是非を検証します。

大きな保障が魅力!生命保険に入るメリット

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生命保険の最大のメリットは、少ない掛け金で自分や家族が被る危機的状況のときに、保険会社が金銭面で大きな保障をしてくれることです。
危機的状況とは、死亡・病気・怪我・失業など、本人や家族の生活に困難を伴うときです。さらに、ガン診断給付金のように、重篤な病気になったとき、死亡する前にお金を受け取るシステムがあるのも生命保険にしかできないことです。
生命保険の保障の種類は豊富なので、コアとなる保険にオプションを追加するなど、保障内容をカスタマイズできることも利用者にとって便利なシステムです。

生命保険以外の遺族向けセーフティネット

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生命保険に加入する多くの人が、自分に万が一のことが起こったら、残された家族が経済面で困らないようにと考えます。
しかし、生命保険に入っていなくても、遺族にセーフティネットがあることをご存知ですか?生命保険に入る前に知っておきたい3つの制度を把握しておきましょう。

【遺族年金制度】
遺族年金制度とは、一家の家計を支える人物が亡くなったときに、残された配偶者や子供の生活を支える公的年金制度です。加入年金や条件によって給付される金額は変わりますが、民間の生命保険に加入していなくても、遺族は一定の保障額を継続して受け取れます。

【団体信用生命保険】
住宅ローンを抱えたまま世帯主が亡くなったら、「家族は路頭に迷うのでは?」と心配するかもしれません。
しかし、住宅ローンを組む際は、死亡・高度障害時に残債分を補填してくれる「団体信用生命保険」に加入しなくてはならないため、死亡後に遺族が住宅ローンで悩むことはありません。(住宅金融支援機構フラット35は任意加入)

【ひとり親家庭向け支援】
都道府県や市区町村の多くは、母子家庭や父子家庭に対して、児童手当・児童扶養手当・児童育成手当などの経済支援を行なっています。そのほかに、ひとり親家庭等医療費助成制度、住宅手当、所得税・住民税の減免制度、国民年金・国民健康保険の免除などもあります。

手厚い医療保障は本当に必要なのか?

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生命保険のウリは死亡保障だけではありません。入院や通院に対して保障する医療保険の追加も生命保険のセールスポイントです。但し、日本は先進国のなかでも社会保障が充実している国です。病気や怪我のときに利用できるさまざまな制度を知っておきましょう。

【高額療養費制度】
高額療養費制度とは、1カ月に自己負担する医療費に上限を定め、その上限を超えた分は給付されるという制度です。
例えば、健康保険に加入している人が病気などで1カ月入院し、仮に医療費が100万円かかったとすると、自己負担額は3割ではなく、8~10万円です。(但し、2015年1月から所得により上限額が変更になっています。詳しくは厚生労働省の「高額療養費」をご覧ください)

【傷病手当金】
病気などで会社を長期にわたって休んだとき、収入減が気がかりです。しかし、公的健康保険による「傷病手当金」という制度を利用すれば、1日につき標準報酬日額の2/3に相当する金額が受け取れます。
なお、受給対象者は一定の条件を満たす必要があります。また、支給される期間は支給開始日から最長1年6カ月です。もちろん、大きな病気をしたならば、民間の生命保険の医療保障は強い味方になってくれることでしょう。
しかし、生命保険に加入していなくても、公的な制度を利用すれば自己負担はかなり軽減できます。

大切なことは生命保険加入前の将来設計

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生命保険は不測の事態に備えるものですが、あれこれ心配して保障をどんどん追加すると、保険料ばかり高くなって、生きていくためのお金が不足する事態に陥ります。保険外交員は保険のプロですが、セールスのプロであることも忘れてはなりません。
薦められるままに保険を選ばずに、まずは公的な保障制度を受けることを前提に、民間の生命保険の保障はどこまで自分と家族に必要なのか、検討することが大切です。もちろん、生命保険に入らずに、貯蓄で将来に備えるという考え方も間違いではありません。
厚生労働省の人口動態統計月報年計(2015年)によると、35歳男性の死亡率は0.06%、45歳男性の死亡率は0.1%です。70歳以上になると死亡率は急激に上昇しますが、若い世代の死亡率は非常に低く、生命保険の大きすぎる保障は無駄になりかねません。

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生命保険はあると便利、でも程々が一番

不測の事態を心配しすぎると、家計に対する保険の割合が高まり、将来に備える資産が減少してしまいます。必要な保障と必要の無い保障を見極めて、生命保険を賢く利用しましょう。

生命保険の保険料は月額いくら?保障額の平均は?~30代の生命保険

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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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