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「ブラックカードの元祖」アメックスセンチュリオン魅力の秘密

みなさん、クレジットカードは何をお使いですか?ゴールドカード、プラチナカード、といったプレミアムカードでしょうか?ちなみに私は、年会費無料クレジットカードです(笑)。

クレジットカードカーストの頂点に立つのがブラックカード、そしてブラックの元祖はアメックスセンチュリオンです。
年会費無料のカードしか使ったことのない私たち庶民には、その凄さがいまいちピンときません。デートで使うと、女の子から「凄い!」と尊敬のまなざしで見つめられるのでしょうか。

そこで今回は、ブラックカード、その中でもブラックカードの先駆者であるアメックスセンチュリオンの魅力の秘密を、カード業界でのアメックスの戦い方も絡めながら説明します。

クレジットカードにはカーストがある

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ドラマ「花より男子」をご記憶の方も多いでしょう。容姿や運動神経、家が裕福などの理由で出来上がる学校内の序列を、多少極端ですが面白く描いていて、ついつい毎回見てしまいました。映画「桐島、部活やめるってよ」もこうした校内の序列を如実に描いていました。

実際の学校にもこうした序列は多少なりともあるようで、最近ではインドの身分制度になぞらえて、「スクールカースト」と呼んだりするそうです。

日本人は単一民族ということもあってか、なんにでも序列をつけるのが好きなようです。そしてクレジットカードにも、カーストが存在します。

一番のベースを支えているのが、圧倒的に加入者が多い年会費無料のクレジットカード、その一つ上がゴールドカード、さらにその上にプラチナカードです。そして、カーストの頂点に君臨するのがブラックカードです。

ちなみに、アメックスでいうと、いわゆる普通のカードに相当するグリーンカードの国内発行枚数が70万枚なのに対し、ゴールドカードは26万枚で、そこそこ多いです。これがプラチナカードとなると3.5万枚とグッと絞り込まれます。頂点のブラックカードは僅か0.5万枚しか発行されていません。まさに頂点ですね。

アメックスセンチュリオンからブラックカードが始まった

センチュリオンカードは、プラチナカードの上位モデルとして、1999年に登場しました。日本での発行は2002年です。カードの券面が黒色であったことから、ステータスシンボルとしての意味合いで「ブラックカード」と呼ばれるようになりました。

その後他社も追随してブラックカードを次々と発行しますが、「ブラックカードならセンチュリオン」と信奉するそうは多く、プレミアムカードの中で確固となる地位を築いています。

ちなみにセンチュリオンとはローマ帝国時代の軍隊「百人部隊」の長を意味し、そのシンボルがカードにもプリントされています。映画「センチュリオン」をご覧になった方はご存知でしょうが、百人部隊の長は高貴な身分の中から勇猛果敢な者が選ばれる、栄誉ある地位です。センチュリオンカードのオーナーは、自らを現代の百人部隊の長になぞらえるんですかね。

シェアは小粒なアメックスの強み

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アメックスは、アメリカンエクスプレスの略称です。1850年で、150年以上の長い歴史と伝統を誇ります。社名でお分かりのように、もともとは荷馬車による宅配便業者としてスタートしました。

その後、世界で2番目にトラベラーズチェックを発行し、これをバネに世界で様々なサービスを展開します。カード事業への参入は1958年です。

クレジットカード業界でのシェアはマスターカード、VISAカードが圧倒的であり、中国人の富裕化につれ銀聯カードがシェアを伸ばしています。アメックスの世界シェアは、5%にも満たないのです。

規模ではアメックスは上位企業にとてもかないません。規模が大きくなれば加盟店も増え、カードオーナーの利便性も高まります。VISAやマスター、日本でのシェアが高いJCBの加盟率は100%近いと言われています。アメックスはJCBとの提携により、なんとか急場をしのいでいるのです。

アメックスの強みは、カードオーナーに提供する数々のきめ細かくかつレベルの高いサービスと、それに裏付けられた巧みなブランドイメージづくりにあります。

例えばアメックスは海外旅行関係には強く、提携ホテルやエアラインの予約を代行してくれます。また、提携ホテルやレストランで独自のサービスを受けられることもあります(ゴールドカード以上)。今では多くのカード会社がこうしたサービスを模倣していますが、先駆者はアメックスです。

広告キャンペーンにもこだわっています。「出かけるときは忘れずに(Don’t Leave Home Without It.)」のキャッチコピーをご記憶の方は多いでしょう。最近では、渡辺謙さんやマーティンスコセッシを起用した「My life. My card.」キャンペーンを展開しています。

プレミアムカードの生みの親はアメックス

苦心して築き上げたブランドイメージを武器に、1980年に世界で初めてのプレミアムカード「ゴールドカード」を発行しました。同時に医師専用・弁護士専用といった、ステータスをくすぐるビジネスカードの分野も、アメックスが開拓しました。

その後、他社もゴールドカードを発行するようになり、対抗策としてアメックスはさらに上位モデルであるプラチナカードを発行しました。ちなみにプラチナカードはアメックスの登録商標です。それでも他社が模倣するので、対抗策として打ち出したのがセンチュリオンカードなのです。

プレミアムカードの魅力は何か?

ブラックカードを頂点とする、プレミアムカードの魅力は何でしょうか?

ネットでも取り上げられている噂も含めた数々の特典や高いサービスの提供でしょうか。

例えばブラックカードなら、専用のコンシェルジュが一人付き、日本では販売されていないブランドバックの取り寄せにも対応してくれると言われています。予約が取れない店も、なぜか抑えてくれるとか。ホテルや航空券も、空きさえあれば無料でアップグレードしてくれます。

ただし、航空券をアップグレードできるのは正規の航空券の場合に限られます。最近はディスカウントで購入するケースがほとんどで、実質的に特典のありがたみは実感しません。
お店の予約やブランドバッグの取り寄せも、そんなに魅力的なサービスでしょうか?個人的には、そんなサービスが嬉しいとは思いませんが。

ついでに言えば、ポイントプログラムでアルファロメオも貰えるみたいですが、5億円も利用実績が必要です。ほぼ1%のポイント交換率で、一般カードのものと大差ありません。

よくよく考えると、特典・サービスの現実的な効果にはあまり意味はなく、そんなすごい特典が付いているカード、「そんなカードを持っている奴って凄いじゃん」というステータス性にこそ意味があるのでしょう。医師専用カードや弁護士専用カードなどはその最たるものでしょう。

さらにセンチュリオンカードには、プラスチックカードだけではなく、チタンカードも用意されています。ずっしりとした重厚感が、オーナーの優越感をくすぐりまくるのでしょう。

秘密のベールに包まれたセンチュリオンカード

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そもそもアメックスは、センチュリオンカードに加入できる条件はもちろん、加入者への特典・サービスも、加入者以外には公開してはいません。ずっと秘密主義を貫いています。

その結果、さまざまなうわさが尾ひれを付けて飛び交います。

タレントの誰々がセンチュリオンカードで支払っていたのを目撃した、
お笑い芸人の大御所がブラックカードで買い物をした、
センチュリオンカードの加入者数は常に一定に制限されており、退会や死亡など空きがない限り加入できない、
利用限度額は無制限で、戦車を購入した加入者もいた

といった都市伝説も、ステータス性への相乗効果として働きます。

とてもよくできたビジネスモデル?

プレミアムカードのビジネスモデルは、非常によく考えられています。
別にカード会社は、ブラックカードだけで利益を出そうと考えているわけではないはずです。いくら利用実績が多いとはいえ、たかだか5000名の発行枚数では、たかが知れています。

ブラックカードにあこがれる層は、せめてプラチナカードだけでもめざしたいと思うはずです。そうした層こそ、カード会社の主たる収益源なのです。というよりも、多くの層に「センチュリオンカードにあこがれさせる」ことこそ、センチュリオンカード創設の狙いではないでしょうか。

利用実績が高ければインビテーションが届く?

プラチナカード以上のクラスは申し込み制を採用していません。ゴールドカードの所有者に、ある日突然アメックスから「インビテーション」が届きます。

栄えある「インビテーション」は誰に贈られるのでしょうか。クレジットカード事故が無いことはもちろん、年収や社会的地位も条件に入っているでしょうが、最も重視されるのは利用実績です。他の会社のプラチナカードもそうですが、一般的には年間100万円以上の利用実績を、3-5年続けているとプラチナカードが届くと言われています。

ですので、ブラックカードを目指す人は、まずゴールドカードに申し込みます。そしてゴールドカードを使って、なるべくそのカードで買い物をします。場合によっては、会社で忘年会やゴルフコンペ、会社での得意先接待で幹事を引き受けるようなケースも多いようですよ。

そんな必死の努力を積み重ね、プラチナカードを手に入れたら、次はブラックカードを目指します。そこで重視されるのも、やはり利用実績です。300万円以上が目安ではないかと言われています。

つまり、より上位のカード入手を目指して、多くの加入メンバーが利用実績積み上げに必死になります。これこそがブラックカードを頂点とするプレミアムカードのビジネスモデルではないでしょうか。

まとめ

クレジットカードにはカーストがあり、年会費無料カード、ゴールドカード、プラチナカードと続き、頂点に立つのが、センチュリオンをはじめとするブラックカードです。
センチュリオンカードは1999年に発行を開始、ブラックカードの代名詞として、高いブランドイメージを築いています。
業界の中でアメックスはシェアこそ小さいですが、ブラックカードをはじめとするプレミアムカードでは、他社にまねされながらも、常に先駆者であり続けています。
センチュリオンカードは秘密のベールに包まれており、そのことがステータス性を助長させています。

センチュリオンカードを目指す人たちは、必死で加入実績を積み上げます。これこそがセンチュリオンを頂点とするプレミアムカードのビジネスモデルが生む収益源ではないでしょうか。

クレジットカードは必要性大!使うべき理由とムダ遣いを防ぐコツ

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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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