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持ち家派と賃貸派、結局どっちが得なのかを比較してみた!

2016/12/26 家計・節約 家計簿 生活費
この記事は約 7 分で読めます。

住宅は自分で購入したい「持ち家派」と、一生賃貸の方がお得という「賃貸派」。それぞれに言い分があり、どっちが得かは一概に決められないようです。それぞれの意見をきいてみると、単純にコストの問題だけではなく、価値観やライフスタイルの問題もありそう。いずれにしても、住居費は出費の中でもかなりの部分を占めるものですから、持ち家を購入するにしろ賃貸住宅に住むにしろ、後で後悔しないようにしたいですね。ここでは、持ち家派と賃貸派では結局どっちがお得なのかを、さまざまな面から比較してみました。

まずは持ち家と賃貸のコストで比較してみる!

住宅を購入する理由で多いのは、「ずっと家賃を払い続けるのは無駄」ということです。毎月の支払いが家賃と同程度なら、ローンが終われば自分のものになる持ち家を買った方が得ということですね。まずはコスト面でどちらがお得なのか比較してみましょう。

【持ち家を購入した場合】
・前提条件
物件価格:3,000万円
頭金:600万円
諸費用:200万円
住宅ローン:2,600万円

住宅ローン2,600万円を30年返済、金利1.5%で借入れた場合、毎月の返済額は約8万9,000円です。
その他の費用として、管理費・修繕積立金が毎月1万5,000円、固定資産税・都市計画税が毎年10万円、リフォーム費用が500万円かかるとすると、住宅ローン返済までの30年間の総費用は4,544万円となります。

【賃貸住宅を借りた場合】
・前提条件
家賃(2LDK):10万円
礼金・敷金・仲介料:家賃の3ヵ月分
更新料(2年毎):家賃の1ヵ月分

仮に10年ごとに引っ越しをしたとして、そのたびに家賃の3ヵ月分の礼金・敷金・仲介手数料と30万円の引っ越し代がかかるものとすると、30年間の総費用は3,930万円となります。

この条件での持ち家と賃貸の金額の差は約610万円。30年で考えると賃貸住宅に住んだ方が少しお得かもしれません。ただし、30年の住宅ローンが終わった後は、持ち家は住宅ローンの負担がなくなるので、管理費・修繕積立金、固定資産税・都市計画税のみで年28万円と、負担額はぐっと少なくなります。一方、賃貸住宅の場合、家賃を払い続ける必要があるため、毎年120万円の家賃や2年ごとの更新料を払い続ける必要があるのです。

仮に30歳で持ち家を購入したとすると、住宅ローンが終わるのは60歳になります。2015年の平均寿命が男性で81歳、女性で87歳であることを考えると、60歳はまだまだ現役世代。
住宅ローンが終わってからは、持ち家のコストが下がる分、持ち家派の方が有利になり、その差は年を追うごとに累積していきます。

しかし、賃貸派が10年ごとに引っ越しをして住み替えることを考えると、年齢に相応しい狭い住居を借り換えることもできます。その分家賃が下がれば、賃貸派と持ち家派の差はそれほど大きくないと考えられます。
持ち家の前提条件を3,000万円のマンションとしましたが、持ち家を購入する時はその家族のMAXの広さで買うことが多くなるため、物件価格はもっと高くなるかもしれません。

ライフスタイルと価値観で考える~持ち家の魅力

持ち家を購入する場合、大半の方が住宅ローンを組むことが前提となります。住宅ローンの返済が滞りなくできるか不安という方も多いですが、それは賃貸でも変わりません。一般的な住宅ローンには団体信用生命保険(団信)がついていますので、一家の大黒柱に「もしも」があった場合、住宅ローンの残債は団信で相殺してもらうことができます。それに対して、賃貸の場合は家賃を払い続けなければなりません。
持ち家の購入は、住むところがなくなることはないという安心感を購入することでもあるといえます。

持ち家の場合、基本的には生涯その家に住むということになるので、安定した生活を送ることができます。ただし、サラリーマンの場合、マイホームを購入すると転勤を命じられることも多いものです。マイホームを購入する前に、社内の同僚や先輩の事例のチェックは欠かせません。

マイホームを購入する場合、住宅ローンを組む際に物件価格の20%程度の頭金が必要なのが一般的です。登記費用や司法書士への報酬なども含めて初期費用がかなりかかるため、きちんと計画を立てて自己資金を貯めることができる人は持ち家向きかもしれません。

ライフスタイルと価値観で考える~賃貸のメリット

賃貸は、毎月の家賃こそ払い続けなければならないものの、持ち家のように住宅ローンの頭金や諸費用など大きな出費はありません。住宅ローンの返済というプレッシャーもないため、持ち家と比べて気楽であるということもできるでしょう。

賃貸のもっとも大きなメリットは、好きな時に好きな場所に住み替えができるということです。

例えば、子どもがいるうちは広い家が必要でも、子どもが独立すればそれほどのスペースは不要になります。持ち家では、子どもを育てるために必要なMAXの状態で必要な広さの家を購入することが多く、住み替えが難しいため、広いスペースを持て余しつつその家に住み続けなくてはいけないという状況になってしまうことが多いです。その点、賃貸住宅ならその時の状況に合わせた広さの家に、気楽に住み替えをすることができます。

仕事上、転勤が多い方や、住みたいエリアが決められないという方も、賃貸で住み続けた方が無難でしょう。

持ち家の盲点……老後の状況は予想できない!

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持ち家のメリットは住む場所の確保という安心感であると書きましたが、逆にこの点が持ち家派の盲点になることがあります。

日本人の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳ですが、必ずしもこの年齢まで自立して生活できるわけではありません。介護が必要になったり日常生活に支障が出る疾病にかかっていない健康寿命は男性で71歳、女性で76歳といわれています。つまり、男性も女性も最後の10年間は、何らかの介護が必要になるということなのです。
年を取って、若い頃には考えもしなかった病気にかかることもあります。介護を必要とする生活はどんなものか、若い時には想像もできないものです。

持ち家があるからといって、その家で一生過ごせるとは限りません。例えば段差の多い家は転びやすく、年齢を重ねてから住むのは難しくなります。車椅子の使用ができないほどの段差があると、家に閉じこもったままの生活になりやすいリスクがあります。
自宅での介護が困難になったら、介護施設への入居を余儀なくされるかもしれません。または、身の回りのことができなくなれば、自分から老人ホーム等へ入居することも考えるでしょう。
老人ホームに入居する際に、自宅を売却して一時金を捻出するケースも多くなっています。持ち家といってもマンションでは、資産価値が下落してしまい思ったほどの金額で売れないケースが多いのです。

持ち家を購入すれば、一生安心ということでもないことがおわかり頂けたと思います。自宅の購入は大半の方が人生で一度きりでやり直しがきかないものです。その時のコストのみを考えるのではなく、老後も視野に入れて資産価値が下落しない物件を購入するのがおすすめです。
もちろん、賃貸派の人も老後の病気や介護のリスクは同じです。自宅という資産がない分、持ち家派よりも多めに貯金をする必要があるかもしれませんね。

持ち家派も賃貸派も、老後の生活まで視野に入れて計画を!

持ち家派も賃貸派も、必要なコストにそれほどの差があるわけではありません。持ち家派のメリットは一生住むところに困らないという安心感ですが、介護が必要な年齢になってからの生活はなかなか想像できないものです。そのような時に備えて、資産価値が担保できる物件を選びましょう。

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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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