1. TOP
  2. 失敗すると下流老人に!退職金の賢い資産運用とは 

失敗すると下流老人に!退職金の賢い資産運用とは 

第四コーナーを回り、最後の直線コースに入ったサラリーマン生活、ここまで頑張ってきた人生が走馬灯のように頭を駆け巡ります。

ところが、人生は長いのです。平均寿命が延びた今、定年後も20年、あるいはもっと続きます。老後の資産運用、とくに退職金について今からプランを今から頭に描いていますか?

「長年苦労を掛けた妻と客船で世界一周」「これからはゴルフ三昧」、使う方にはみなさん頭が回るようです。今まで40年近く、ひたすら馬車馬のように働いてきたんですもの、少しぐらいは許されますよね。

使うことを考える、その半分の時間で構わないので、資産の運用も考えてみませんか?なんといっても、定年後は無収入または収入が激減するのですから。退職金は長い老後生活の資金として、残しておかなければならないのです。

今回は退職金がどのくらい入ってくるのか、いくら残してどのように運用するのかを、一方的に解説するだけでなく、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

退職金の運用も、銀行や証券会社のお追従に乗らず、自分の頭で考えましょう。でないと、知らないうちに元も子もなくすことになりますよ。

定年の日に銀行がやってくる

woman-1253493_640
退職して数日、給与を振り込んでいる銀行から電話が入ります、今まで全く没交渉だったのにです。

「今度、支店長が是非ご挨拶にご自宅に伺いたい」

良くある話です。

支店長じきじきということで、あなたは当然訝しく思います。さては退職金が目当てかと、気づくでしょう。

ところが、担当を連れだってやってきた支店長、退職金の「た」の字も口に出しません。あなたの在職中の苦労話に熱心に耳を傾け、ひたすら頷くばかりです。

よくよく考えてみれば、銀行の支店長は超多忙です。一介の定年退職者のところに世間話でやってくるでしょうか?それに支店長クラスは、銀行の中でも間違いなく出世コースです。ただのお人好しが就けるポストでもありません。

それでも、多くの方が銀行の術策に嵌まってしまいます。「では私はそろそろ。よろしければ担当の方から、定年後の生活設計を紹介させていただけますか?」まさにトロイの木馬そのものですが、殆どの方は気づきません。

文章にすると、こんな見え透いた手に引っかかるのかとも思えますが、とくに大企業でそこそこのポスト(部課長クラス)を経験した方は、意外とこの手の人心掌握術に弱いそうです。

なぜ資産運用を「考える」ことが大切か

銀行(または証券会社)は、退職後の資産運用について、投資信託、株式、変額保険、REITといった金融商品の紹介にとどまらず、ポートフォリオ(運用先の配分とその見直しの考え方)や老後の生活設計まで懇切丁寧に説明してくれます。

「自分たちはずぶの素人なのだから、銀行のレクチャーに乗っかれば良いではないか」そう思えるのも無理はありません。

それでも、資産運用は、たとえ素人であっても、自分で情報を集め、判断し、運用先を意思決定することが大切です。

なぜなら、資産運用は必ずしもうまく時ばかりではないからです。銀行の担当者の言いなりで運用して、仮に元本割れしても、彼らが損を被ってくれるわけではありません。あくまで自己責任の世界です。

助言は、あくまで助言です。最後に運用先をジャッジし、結果責任を負うのはあなた自身なのです。

資産運用の腕を磨こう

マネー雑誌を読むと、さまざまな投資手法が紹介されています
リスクを分散するポートフォリオ理論、チャート(値動きを示すグラフ)からの株価予測
GDP・失業率など経済指標や企業業績等のファンダメンタルズ
機関投資家・海外投資家・個人株主などの需給動向が与える影響を予測するテクニカル分析

ただし、こうした投資手法も、最初から上手く使いこなせるわけではありません。最初は、おっかなびっくり、それでも自分なりに先を読み、リスクを避けつつ、勝負をかけます。その結果、上手くいけばめっけもの、多少失敗しても授業料と割り切ります。

失敗は成功のもと、なぜ読み通りにいかなかったのかを振り返り、次の投資に役立てるのです。そうして学習を繰り返すことで、資産運用の腕が磨かれていくのです。

ところが、銀行に任せっきりにしておくということは、自分では全く資産運用を経験していないのと同じことを意味します。元本割れで損が出ても、自分では全く学習していないので、授業料として活きてはこないのです。

銀行が奨めてくる資産運用商品は

dollar-exchange-rate-1881265_640
そもそも、銀行や証券会社が奨めてくる資産運用商品は、われわれ顧客本位に立っているのでしょうか。営業担当は「お客様の立場を最優先に」と決まり文句を口走りますが、本当でしょうか。

銀行・証券会社の営業担当は、新人のころから厳しいノルマ競争にさらされています。多くの証券会社では、新人研修が終わり配属されたしょっぱなから、地図を渡され飛び込み営業で鍛えられます。このころはまだ幸せな方で、2-3か月もすると1人前の営業マンとして予算が与えられます。

同時に「新人コンテスト」と称して、同期同士で競わされます。これが2-3年続き、中ぐらいだと思って安心していると、いつの間にか下位になっていることも多いとか。理由は今まで下位だった同期がいつの間にかいなくなったからだとか。なんだか笑えない話です。

証券会社では、ノルマを達成しないと徹底的に詰められます。机をバンバン叩く上司はまだ健康的な方で、「お前は一日中ウオーキングでもしてたのか?」など、精神的に詰められるのが一番効くそうです。

銀行はもう少し楽なようですが、厳しいノルマが課され、評価される点はなんら変わりません。

そんな彼らにノルマとして与えられるのは、会社にとって儲かる、投資信託なら手数料の高い商品の販売です。

退職金の資産運用のコツ①一時金・年金の有利な方を選択する

それでは、退職金の資産運用のコツをいくつかご紹介します。一番目は、「一時金・企業年金の有利な方を選択する」です。

実は、従業員1000人以上の企業の3社に2社が企業年金制度を採用しています。そうした企業では、退職金を定年の時にまとめて貰うだけではなく、毎年企業年金として受け取ることも選択できます。
企業年金の有利な点は、予定利率と言って、利回りが保証される点です。予定利率は企業によって異なりますが、2%-3.5%のところが中心です。運用で予定利率を下回った場合には、企業が補てんしてくれます。

また、企業によっては亡くなるまで年金が給付される終身年金を採用しています。

一方で一時金で受け取った場合、有利な点は税金です。例えば新卒以来38年間勤め上げた場合は、以下の限度額までは税金がかかりません。

800万円+(38年-20年)×70万円=2,060万円

一方で、企業年金として受け取った場合、公的年金(国から貰える老齢基礎・厚生年金等)の額にもよりますが、おおむね受給額の5%税金がかかります。

企業年金の見えないメリット

年金と一時金の配分をいくらにすれば最も有利かは、個人によって状況(受取る退職金の総額等)が異なってきます。

ただし、年金は金額面でのメリットだけではありません。

退職金は、サラリーマン生活の中で、今まで手にしたことも無い金額が転がり込んでくるのです。そうなると、人間ついつい財布のひもが緩んでしまいがちです。気が付いたら半分以下になっていた、なんてことも珍しくありません。

全額とは言いませんが、一部でも年金を選択しておけば、自分で手を付けることができないので、ある意味安心なのです。

退職金の資産運用のコツ②分散投資する

time-is-money-1339781_640-1
資産運用のコツの2番目は「分散投資すること」です。例えば株で言えば、一つの銘柄だけに投資していると、その企業の経営不振、大規模リコールなどの品質トラブルなどにより、大幅な損が出ることも珍しくありません。新興国がらみの株式投信も、資源価格低迷や政情不安等により半値以下に急落することだってあります。

株式なら数社の銘柄に運用先を分散することが大切なのです。運用資金が乏しいなら、株式銘柄をミックスして運用する投資信託の活用をおすすめします。

また、株式だけでなく、公社債、不動産投資信託といった資産にも配分します。エリアも、国内・先進国・新興国に振り分けるのです。

株式相場が苦しいときは公社債相場が堅調に推移する、またはその逆といったことが多いので、お互いがリスクをカバーしてくれます。

また、値動きのブレ幅や、値上がり益以外のインセンティブ(配当金や利息)も、資産によって多種多様です。

例えば、新興国公社債は為替リスクは高いですが、株式と違って高い約定利率が為替の損失をある程度カバーしてくれます。新興国株式は、為替リスクも高く値動きも激しい代わりに、企業の業績によっては大幅な値上がりを期待できます。

こうした資産を上手に組み合わせれば、リスクをある程度カバーしつつ、安定した利回りを確保することが可能になるのです。

退職金の資産運用のコツ③コストを抑える

資産運用のコツの3番目は「コストを抑える」です。
銀行や証券会社が奨める、いわゆる「アクティブ投信」は、手数料が割高です。最近では購入手数料は無料のケースが多いものの、預けているだけで運用管理手数料が約1.5%(アクティブ投信の平均)かかります。その他売却時にも0.3%前後の手数料がかかります。

アクティブファンドは、「投資のプロフェッショナルの運用による高い収益」がキャッチセールスです。例えば、これから成長の見込める業種や企業に専門家が目利きの上で投資するわけです。ところが、最近の運用成績を見ると、日経平均の上昇率を下回っているケースが多いようです。

仮に運用成績が振るわず元本割れしても、高い手数料はきっちり取られます。

それなら、日経平均株価等の指標と連動するインデックス投信なら、運用管理手数料が0.2%と、格安の商品も用意されています。

最後に-退職金は老後の大切な資金

退職金の資産運用を自ら考える大切さ、その上での運用のコツをご説明しました。

退職金は、長年勤めた社員への一種のご褒美として始まった、どちらかといえば世界には稀な仕組みです。だから、退職功労金、退職慰労金と呼ばれるのです。
しかし今や退職金は、先細りする公的年金を補う、なくてはならない資金源なのです。

ところで、心配なニュースが最近の経済誌をにぎわしています。企業の多くが、グローバル化や成果主義になじまない退職金制度の縮小や見直しを進めているのです。あなたは、滑り込みセーフで定年を迎えますか?それとも退職金制度改革の波に飲み込まれますか?

圧倒的な投資情報力!注目銘柄を無料公開!公開から5日で利益970,200 円!!

すぐに始める!ムリなく貯まる!賢い人の老後資金の貯め方

富裕層とはどんな人たち?資産の中身は貯金だけではない!

\ SNSでシェアしよう! /

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

by マネーの神様編集部

by マネーの神様編集部

ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

この人が書いた記事

  • お金持ちの考え方と行動の法則は何が違うのか?

  • 働かないでお金を生み出す!不労所得を簡単に稼ぐ方法を考える

  • 貯金ができないのはなぜ!?お金を貯めるのが難しい3つの理由

  • 小資本で起業する方法は?起業の仕方を学んで独立開業!

関連記事

  • 積立で投資信託!長期運用に最適なインデックス型投信

  • 安全志向だからだけではない!日本人が投資アレルギーな理由 

  • どうやって達成したの?みんなが1000万円貯めた方法とは?

  • サラリーマン大家失敗の理由と、それでも挑戦したい人へのアドバイス

  • 高い?低い?中古ワンルームマンション投資の利回り

  • 初心者が気を付けるべき資産運用のチェックポイント