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月々の家計をコントロール!結婚した時から始まる夫婦のマネープラン 

2017/01/12 家計・節約 家計簿 教育費 生活費 節約 老後
この記事は約 9 分で読めます。

ご結婚おめでとうございます!さてさて、これからお二人の新生活の始まりです。

新婚早々に何ですが、もうマネープランは考えていますか?計画を立てるのに早すぎることはありません。理由は3つです。

1番目は将来のための資金確保です。やがては新居も購入するでしょう。お子さんの教育費も何かとお金がかかります。そのためにも経済的に比較的余裕がある今のうちに資金を貯めておくのです。

2番目は貯蓄の習慣化です。今、年収1000万円や1500万円という世間では羨ましがられるリッチ層でも、貯蓄がゼロというか世帯が少なからず存在します。ついつい「やや贅沢」「自分へのご褒美」を繰り返し、お金が貯まらないのです。

一方で、年収がそれほど高くなくても、しっかりお金を貯めているご家庭も少なくありません。分かれ目となるのは、上手なお金の使い方をいかに身につけるかにあります。

3番目は「まさか」への備えです。失業・事故といった致命的な「まさか」だけでなく、共稼ぎの奥さんがお子さんの事情でフルタイムで働けなくなった、保育園が見つからず休職期間が延びた、ご両親を経済的に面倒見なければならなくなった等、「プチまさか」はいくらでも起こりえます。そうした事態への準備としても貯金は大切です。

今回は、上手なマネープランの立て方と月々の家計コントロールについて、具体的なノウハウや心がけ、節約の楽しみ方と絡めてご紹介します。

節約のルールを先に決めてもだめ

マネープランを立てるというと、往々にして、「では毎月の支出のうち食費を8万円、光熱費を3万円以内に抑えて、10万円ずつ貯金する」といった具体的計画作りから入りがちです。

せっかく毎月のマネープランを決めて節約を始めても、何のためにやっているのか、はっきりさせないと長続きしません。大抵は3か月もたたないうちに、「やーめた」っていうことになるでしょう。

小学生のころ、万年筆が欲しくて(年がわかりますね!)、少ないお小遣いの中から決まった額を貯金箱に入れ、お年玉はむだ使いせずに貯めた思い出があります。最後は母が足りない分を足してくれましたけどね。「万年筆という」
大切なのは「目標」です。

お金が必要な理由は色々です。子供には良い環境で学ばせたい、閑静な住まいで暮らしたい、つつましくても余裕のある老後を送りたい、といったところでしょうか。実現するのに、一体いくら貯めればいいのでしょうか?3000万円?5000万円?まずはサラリーマン生活でいくら貯めるのか「目標」を決めるのです。

いつまでにいくら貯めるかを決める

二番目は「いつまでに」を決めることです。「いつまでに」が決まらなければ目標金額は、いつまでも目標金額です。

例えば、あなたが現在24歳として、定年までの36年間をシミュレーションしてみます。

まず36年で目標7200万円の貯金を目指します。これを12年ずつ3分割し、12年ごとの貯金目標金額を定めます。自分が年男・年女になるサイクルなので覚えやすいでしょう。最初の12年間は給料も低いので控えめの1800万円を目標にします。

さらに3年ごとに区切ります。均等に分割すると、それぞれの目標金額は1/4ずつの450万円です。最後に1年に区切って、均等ならば150万円ずつという目標金額を設定します。

マネープランを作る

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1年の目標貯蓄金額150万円が定まったら。ここで初めてマネープランを作ります。

A【夫婦2人の収入】:毎月の手取りが40万円、ボーナス時は100万円
B【貯蓄額】:平常月10万円×10か月+ボーナス月25万円×2か月=150万円

毎月使える額A-B 
平常月:40万円-10万円=30万円
ボーナス月:100万円-25万円=75万円

まずは収入-貯金額=毎月使えるお金を計算します。上記の例では毎月40万円です。ここから基礎的支出(食費や光熱費など、生きていくのに必ずかかるお金)を差し引いた残りが選択的支出に回せます。

ちなみに基礎的支出は平均で約20万円前後であり、残りの、外食や車、旅行などの選択的支出に回せるお金は、上記の例では10万円程度になります。

これでマネープランの出来上がりです。平常月でいえば、基礎的支出20万円、選択的支出は10万円です。さらに支出を光熱費・雑貨費などに細かく分けても構いませんが、まずは粗い目標設定から始めるのが現実的です。

マネープランのポイントは、目標貯蓄額をまず決めて、収入から差し引いた残りを支出としている点にあります。つまり、「収入-目標貯蓄額=支出」ではなく、「収入-支出=目標貯蓄額」なのです。


 

マネープランを実行する

毎月の支出は、マネープランに基づき、基礎的支出(予算20万円)と選択的支出(毎月10万円)に分けて管理します。

夫婦2人の基礎的支出20万円は、実はかなり余裕を見込んだ数字です。これをオーバーするようだと何かが多すぎることを意味します。

首都圏に住んでいる夫婦2人の標準的な月々の基礎的支出は、食費に4万円、住居費(家賃等)に8万円、光熱費・通信費は3万円、衣服・美容院代金が2万円、医療費に1万円、雑費その他の支出に2万円といったところです。

面倒でも、家計簿は必ずつけましょう。「何にいくら使ったのかわからない」では、マネープランを作った意味がありません。内訳別に何が標準よりオーバーしているのかがくっきりはっきり見えてきます。

選択的支出は、きちんと内訳を決めて管理しましょう。毎月10万円、きっちり使ってしまうと、年に1回の大イベント(旅行や自分へのご褒美プレゼント等)にお金が回らなくなります。大イベント費用は、毎月10万円の中から積み立てておくようにするのです。

月々きちんとつけてみると、何にむだに使いすぎているのかが、節約のヒントも見えてきます。

通信費が大きい:スマホゲーム、有料動画サイトへの加入、ろくに観てもいないケーブルテレビへの加入
住居費が大きい:駅から1分、超人気エリアに住んでいる、3LDKなどムダに間取りが広い
選択的支出が大きい:共働きということもあり、2日に1度は外食、ご主人の月2ゴルフ等

住まいや生活習慣には、それぞれのご家庭でこだわりもあります。すべてを世間のスタンダードに合わせる必要はありませんが、支出の総額が予算を上回る場合には、何かを見直さなければなりません。 

PLAN-DO-SEEのサイクルで上手に節約する

給料日になったら、毎月の支出が予算通りだったかを確認しましょう。もし予算より大きく上回っていたら、どこが悪かったのかを見直し、翌月以降に反映させます。

年の瀬になったら、1年間の支出の結果と、予算通り150万円貯蓄できたかを振り返りましょう。仮に150万円を下回っていたら、何が悪かったのかを見極め、3年間の目標450万円に向け、来年はどんな対策を打つのかをジャッジします。

こうしてマネープランを立てる(PLAN)-マネープランを実行する(DO)-結果を振り返りマネープランを見直す(SEE)を繰り返します。このサイクルは単純な繰り返しでなく、一回りするごとに、お金の使い方も改善でき、上手に節約できるようになる、「魔法のらせん状のサイクル」なのです。これらをやるかやらないかで人生や老後の生き方が大きく変わってくるということも必ず覚えておいてください。

上手なマネープランのコツ①毎月の貯蓄額は天引きする

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ここで、上手なマネープランのコツを3つ紹介します。1番目は「毎月の貯蓄額は給料から天引きする」です。残ったお金を貯蓄しようと思っても、いつの間にかなくなってしまいがちです。確実に貯蓄するには天引きが一番です。できれば途中解約や一部引き出しができないタイプがベストです。

目標貯蓄額の全額10万円を天引きするのが不安なら、天引きは7-8万円程度にとどめて、残りは毎月の結果を見て貯蓄する方法もあります。

上手なマネープランのコツ②夫婦で必ず話し合う

節約のために工夫をするのは、悪いことではありません。ただし、必ず夫婦で話し合うことが大事です。ほんの些細なことでもです。

例えば、いつもご主人が好物にしていた北海道シシャモだって、いくら安いからと言って、だまって樺太シシャモに変えたら、わだかまりが生じますよね(ちなみに、樺太シシャモは「カペリン」という魚でシシャモではないそうです)。

夫婦の絆とか大げさなことを言っても、結局はそうした「何でもないようなこと」の積み重ねなんですよね、きっと。つまらないことでも話し合う、節約に役立つ工夫ができたらお互いに歓ぶ、そうしたことが大切なんです。

上手なマネープランのコツ③節約を楽しむ

節約をカッコ悪いとか、引け目を感じると思ってしまうと、マネープランは長続きしません。

常にアンテナを高くして役立つ情報を集め、アイデアをひねり出して節約につなげる、そんな毎日をお二人で楽しもうではありませんか。例えば、以下の3つの例も、気持ちの持ちようで楽しむことができると思います。

・スマホとPCのプロバイダーと電気をひとまとめに契約して料金を節約した。
・看板もボロボロの近所の定食屋さん、行ってみたらワンコインのソースカツどんが絶品だった
・いつもバスで駅まで通っていたが、天気の良い日は健康も兼ね歩くことにした

共働きの場合のコツ

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共働き世帯の数が専業主婦世帯を上回って25年以上、今や奥さんが働くのは当たり前の時代です。そんな共働き夫婦の約束事として、以下の2つを紹介します。

お互いの給料のうち家計にいくら入れるかは決めておきましょう。お二人のお小遣いだけを残して、残りは家計に入れるようにしないとどうしても無駄遣いしてしまいます。

ご主人一人で働く場合に比べて共働きははるかに余裕があります。ただしプチ贅沢を繰り返していたらお金はたまりません。計画的な支出を心がけましょう。

最後に-マネープランで一番大切なこと

マネープランを作って回すらせん状のサイクルと、上手に回すコツについて一通り説明しました。
最後にマネープランを作るに当たって、最も大切なことをお話しさせてください。

それは、二人の人生のビジョンではないでしょうか。
子供に何を教え伝えていくことができますか?
どんな人生を送りたいですか?お二人がこだわるライフスタイルは何ですか?
どんな家で暮らしたいですか?毎日どんな部屋で朝を迎え、眠りにつきたいですか?
偏愛する趣味や食べ物はなんですか?得意なスポーツは何ですか?
友達や同僚、近所の仲間といったコミュニティーの中で、あなたはどんな存在ですか?

あなたが人生の中で全うしたい、こだわって大切にしたいことが何かがはっきりしていれば、そのためにお金をいくら貯めるべきか、優先して何にお金を使うべきかが見えてくるのではないでしょうか。

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ライター紹介

小野みさ代

小野みさ代

株式会社One's Brain 代表
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株式会社One's Brain 事業内容

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