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シングルファザーも安心!父子家庭も受け取れる児童扶養手当とは

厚生労働省が2015年に発表した「ひとり親家庭等の現状について」
によると、母子世帯は123.8万世帯、父子世帯は22.3万世帯にのぼります。しかも父子世帯はこの25年間で1.3倍に増加。今後離婚比率の上昇にともない、今後も父子世帯が増えると見られます。

一般に、ひとり親家庭は経済的に困窮している比率が高いため、子育てや生活支援のために各市町村が支給する「児童扶養手当」があります。

実はこの「児童扶養手当」、2010年8月から父子家庭も受給できるようになりました。ここでは、父子家庭も受け取れる「児童扶養手当」について、その内容や受給条件、申請方法などをお伝えします。


仕事も家庭も!シングルファザーの実態


父子家庭と言うと、母親の死別でやむをえなく父子家庭になってしまったのではないかと考えられがち。しかし、「全国母子世帯等調査」(厚生労働省2011年)によると、父子家庭の約8割は離婚が原因であり、かつ離婚により父子家庭になったときの父親の平均年齢は37.3歳の働き盛りです。さらに、父子家庭になったときの末子(一番下の子)の年齢は平均6歳。まだまだ手が掛かる年齢です。

なお、父子世帯における父親が得ている平均年間就労収入は360万円。母子世帯の平均収入181万円と比較すれば高い収入ですが、一般世帯の男性の平均給与所得507万円(労働力調査2014年)であることから、経済的に恵まれているとは言いがたい状況です。

貧困問題につながりやすいひとり親家庭は、母子家庭にフォーカスされがちですが、父子家庭も経済的不安定は増しています。
(参考:http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-katei/boshi-setai_h23/)


年3回に分けて支給、児童扶養手当とは?

以上のようなひとり親家庭を経済的に支援し、子育ての負担を軽減する制度、それが「児童扶養手当」です。児童扶養手当の内容を見てみましょう。

【支給対象者】
18歳になった後の3月31日までの期間にある児童(障害児の場合は20歳未満)を監護する母、監護し、かつ生計を同じくする父または養育する者(祖父母など)

【手当月額】
児童1人の場合…全部支給:42,3300円 一部支給:42,320円から9,990円まで
児童2人以上の加算額…2人目:10,000円(全部支給のとき) 3人目以降1人につき:6,000円(全部支給のとき)

【支払日】
認定請求した日の属する月の翌月分から、年3回(4月・8月・12月)に分けて支給

【所得制限】
扶養人数
0人…全部支給:19万円未満 一部支給192万円未満
1人…全部支給:57万円未満 一部支給230万円未満
2人…全部支給:95万円未満 一部支給268万円未満
3人…全部支給:133万円未満 一部支給306万円未満
4人目以上…1人38万円加算

【手続きを受ける場所】
住所のある市区町村


養育費も含まれる?所得の計算方法


児童扶養手当の支給額は、請求者の所得によって変動します。所得額は年収のことではなく、いくつかの控除を行い、受け取る養育費を加算するなどした上で算出します。計算方法を見てみましょう。

所得額=年間収入金額(※1)-必要経費(給与所得控除等)+養育費の80%-諸控除(※2)

※1
申請時期によって、審査対象となる所得年度が異なります。
1~6月までに申請…前々年の所得
7~12月までに申請…前年の所得

※2
社会保険料相当額(一律控除):80,000円
障害者控除:270,000円
特別障害者控除:400,000円
寡婦・寡夫控除:270,000円
特別寡婦控除:350,000円
雑損・医療費・小規模掛け金控除:控除相当額

必要経費、養育費、諸控除額は人それぞれであるため、年収額だけで児童扶養手当がもらえるか否かの判断はできません。また、もし祖父母と同居しているなど、扶養親族がいる場合は、扶養義務者の収入も審査対象になります。仮に親の収入が少なくても、祖父母の年金が扶養義務者の所得制限限度額以上であれば児童扶養手当の対象になりません。

また、2017年4月から物価スライド制が導入されます。物価スライド制とは物価の上下にあわせて支給額が変化することで、児童扶養手当の加算額は今後一定ではなくなります。

そのほかにも児童扶養手当に関する細かい取り決めはたくさんあります。詳しくは住所のある自治体に問い合わせるといいでしょう。


児童扶養手当制度を上手に利用しよう

ひとり親家庭への行政支援は児童扶養手当だけではありません。住宅支援や医療費助成制度など、各自治体独自の支援も数多くあります。行政の支援を上手に利用し、安心して子育てできる環境を作りましょう。


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ライター紹介

小野みさ代

小野みさ代

株式会社One's Brain 代表
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