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下流老人にならないためにできること!老後の実態と対策

「下流老人」と聞くと将来に不安を抱く方も多いのではないでしょうか。退職前はバリバリ働いて稼いでいたのに、仕事を辞めた途端にお金に悩むようになった……という高齢者は少なくありません。現代の日本は貧しい老後を迎えようとしている方がたくさんいます。下流老人にならないためには老後の実態を知り、その対策方法を身につけておきましょう。

下流老人にならないために


下流老人にならないためには、老後の生活資金を確保するために早いうちから準備をする必要があります。

NPO代表の藤田孝典さんの著書「下流老人」では、これからの日本社会は生活保護レベルの高齢者が増えていくと危険信号を出されています。

現在の高齢者の生活実態は約600万人の方が一人暮らしをされており、さらにその中で半数近くの方が生活保護水準で貧困に悩まれていると言われています。

高齢者の貧困家庭は今後どんどん増えていくことが予想され、これから定年退職を迎える方は年金が少ない、蓄えがないことで自己破産に追い込まれてしまう場合もあるようです。

このような未来は決して他人事などではありません。下流老人にならないためには自分の老後の実態を見つめ、対策を取っていく必要があります。


老後の実態

藤田孝典さんによる「下流老人」とは、

1. 収入が著しく少ないこと
2. 十分な貯蓄がないこと
3. 頼れる人間がいないこと

これらの3つの条件がすべて当てはまるときにそう呼ばれます。

つまり、下流老人にならないためには、

1. 収入源を作る
2. 貯蓄を行う
3. 人脈を作る

これらのどれか1つでも老後までに確保しておくと良いということになります。


収入源を作る

老後の収入源を年金だけと考えている方は注意が必要です。

厚生労働省による平成26年度の年金の平均受給額は、夫婦モデルで国民年金54,414円、厚生年金144,886円となっています。

年金の受給額は給与や支払い年数によって異なりますが、平均標準報酬が42.8万円で40年間年金を支払った場合は毎月約20万円が受給されることになります。

毎月の収入が20万円と考えたとき、1カ月の生活費はいくらかかるでしょうか。

高齢者の生活費の実態は、平均で27万円近く支出があると言われています。

また、配偶者が亡くなった場合は、この年金がさらに引き下がることになります。

こうした場合を想定すると、年金だけで老後を生活していくことは大変困難であると考えられます。

そのため、老後を安心して暮らしていくには、年金以外の収入源を確保することがとても重要になるのです。


貯蓄を行う

老後の収入源を確保するために、定年退職後にアルバイトをはじめる方は多いようです。ただ、高齢ということもあり、若い頃のようにバリバリ働けるというわけではありません。

体力が追いつかないために週に2~3日ほどしか働けなかったり、体調不良で長期的に休まなければならない場合もあります。

そのため、老後の生活費を確保するには貯蓄を行っておくことが欠かせないのです。

高齢者の生活実態を見ると、受給できる年金約20万円に対して生活費は約27万円なので、毎月7万円は貯蓄や別の収入から補わなければなりません。

定年退職の60歳~90歳まで不足の生活費7万円を補う場合は、

1年間:7万円×12カ月=84万円
30年間:84万円×30年間=2,520万円

老後に30年間生活をしていくだけで、2,520万円の資金が必要となります。

急に大きなお金が出ていくことも考えられるので、働ける間に貯蓄をできるだけ多く確保する、老後に貯蓄を減らさない工夫をすることも大切です。


人脈を作る

現代の高齢者の生活実態は、一人暮らしの方がとても多いと言われています。

配偶者が亡くなってしまった、離婚して一人になってしまった、兄弟や子供がいない、理由はさまざまですが、一人暮らしになり孤立して寂しい暮らしをしている方は少なくありません。

老後に充実した暮らしを送るためには、一人暮らしになっても地域や家族とつながりを持てるように人脈を作っておく必要があります。

定年退職前は会社に行くことで自然に人と関わることができますが、会社を辞めると外に出る機会が少なくなります。これまで近所付き合いをしていない、兄弟や友人とも疎遠になっている場合は、何かあったときに周りに助けを求めることが難しくなります。

老後に孤立しないためには、地域の行事に参加する、ボランティア活動に取り組むなど人とのつながりを広げておくと安心です。

人脈を作ることで配偶者が他界したときも、一人で孤立してしまうというリスクを少なくできます。


下流老人にならないためにできる対策


40代、50代で全く老後の準備が進んでいないという方は意外と多いのではないでしょうか。
下流老人にならないために取り入れたい対策をご紹介します。


収入を増やす

「働ける間にできるだけ多く稼いで貯める」。このように老後の資金を確保するためには、いくら貯められるかが重要となります。

ただ、40代前後の世代は子育てや住宅ローンなどで支出が多いため、貯金に回すお金が十分に余らないという実態もあります。

収入に余裕がないからと貯金をおろそかにしていると、下流老人に着実に近づいていってしまいます。毎月の支払いを行いながら貯金を進めるためには、収入を増やすことが1番の近道です。

収入を増やすためには、

・非正規雇用の方は正社員になって年収を増やす
・夫婦共働きで世帯年収を増やす
・副業を始める
・貯金の一部を投資に回す

などの取り組みを行うと良いでしょう。

特に副業をはじめることで、長期的な収入源を確保できます。ネットビジネスなどを取り入れて自宅で働くことができれば、定年退職後もアルバイトをすることなく安定した収入が得られるので大変大きなメリットとなるでしょう。


住宅ローン返済計画を見直す

住宅ローンを組んでマイホームを購入している方は多いことでしょう。住宅ローンが60歳までに完済できない方は、返済計画の見直しが必要です。

老後に支払い額の大きい住宅ローンを残してしまうと、生活ができないほど大きな負担となるケースも少なくありません。

自分が働いている間は返済に困ることを実感できず、何とかなるのではと思ってしまいます。ただ、仕事を辞めてしまうと収支のバランスが崩れてしまうというご家庭が大変多く見られます。

そのため、住宅ローンを組む場合は老後に支払うことがないように、60歳までに全額を返済できるプランを立てることが大切です。

また、ローン返済期間のうちに、失業や収入が減額する場合もあります。ローンが支払えなくなると住宅が差し押さえられてしまうこともあるので、購入自体にも注意が必要となります。


支出を減らす

定年退職を迎えるとボーナスがなくなるので、毎月決まった金額しか収入がありません。収入を増やすことが難しい中、家電の買い替えや住宅の修繕、病気の治療費など、支払いは増えていくことでしょう。

このように収入に対して支出が多くなることが予想される老後は、できるだけ生活費を減らす工夫を取り入れることが重要です。

老後の生活費を削減するためには、早いうちから節約体質を習慣づける必要があります。

・電気や水道の使いっぱなしをやめる
・食費を予算内に収める
・浪費を減らす

などの節約の基本を取り入れていくと良いですね。

また、マイカーを持っている場合は、生活コストを減らすためにレンタカーに変えると長期的な損失を防げます。

民間生命保険に加入している場合は、国の健康保険で補えない部分をカバーすることを目的と考えると良いでしょう。高額な保険プランは損失となることが多いのでおすすめできません。


健康維持に努める

家族が健康であるということは、老後の支出を減らすことにもつながります。

健康面に気を遣い大きな病気にかからなければ、安定した支出を保ちながら生活ができます。反対に、病気にかかり入院や手術が必要になってしまうと、出ていくお金が確実に増えてしまいます。

病気により治療費が長期的にかかる、介護が必要になる場合は、老後の貧困を招いてしまう原因にもなりかねません。

高齢者になっても元気に過ごしていくためには、

・定期的に健康診断やがん検診を受ける
・病気予防のために食生活に気をつける
・適度な運動を習慣づける

普段からこれらの取り組みを行っていくことが欠かせません。

自分や家族が健康体でいることが老後の暮らしに大きく影響するので、30代、40代から体のメンテナンスをはじめていきましょう。


お金に困ったときは


下流老人にならないためにと貯蓄をはじめても、急に1,000万円、2,000万円が準備できるわけではありません。

現実的に見て高齢者の貯蓄実態は、とても厳しい状況であることは間違いありません。

定年を迎える間際でも、貯金がない、収入が少ないというご家庭はたくさんあります。

・働けるうちにできるだけ多く資金を貯める
・定年を過ぎても動けるうちはできるだけ長く仕事を続ける

収入と貯蓄を確保するためには、この2点が欠かせないものになります。

それでも老後にお金に困った場合は、「生活保護制度」の利用を考えてみてください。

自分でどうにもできないときは、社会の制度を活用する方法もあります。万が一の場合に備えて自治体の制度を確認しておくことは、とても大切なことだと言えるでしょう。


老後の生活のためにまずは貯蓄を

下流老人にならないためには、お金と人脈を大切にすることが重要となります。

老後に安心して生活をするためには、まずは貯蓄をしっかりと進めていきましょう。蓄えがあることで万が一働けないときでも、お金に困って生活ができないという不安を抱えることはありません。

また、楽しく暮らすためには人とのつながりが欠かせないものになります。ひとりで孤立して生活するよりも、地域の人や家族とコミュニケーションを取ることで毎日を楽しく過ごせます。

明るい老後を迎えられるように、お金と人脈を作るために早い段階で対策を取り入れていきましょう。


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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