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初心者でも大丈夫!外国株の買い方とリターン・リスクを知ろう

日本人は、お金を貯めるのも安全志向なようです。銀行預金や年金保険・生命保険といった安全資産が、全体の8割に達します。みなさんの資産運用はどうですか?株は値下がりすることもあるし、怖くて手が出ないという方も多いでしょう。

ましてや、外国株となると、どんな銘柄があるのかもよくわかりません。果たして、国内株と同じような買い方ができるのでしょうか?外国株への理解不足が、投資のハードルになっている面も否めません。

もしかすると、将来の成長が期待できる有望銘柄があるかもしれません。「よくわからないから」といって、資産運用の選択肢から遠ざけるのは、もったいない話だと思いませんか?

そんなわけで、今回は、外国株の買い方をご紹介すると同時に、リターンやリスクについて考えたいと思います。


伸び悩む日本経済と苦戦する日本企業


株価は、その国の経済が成長を続けているか、企業が伸びているかによって大きく左右されます。

アベノミクスで少しは良くなってきたとはいえ、日本の経済はずっと低空飛行を続けています。少子高齢化や人口減少の中で、デフレと低成長が今後も続くと言われています。

経済のバロメーターであるGDP(国民総生産)の推移から、日本経済の実情がよくわかります。日本のGDPのピークは、20年前の523兆円がピークです。リーマンショック後は、2009年からずっと400兆円台を続け、2016年度にようやく500兆円に回復しました。実質GDP成長率も、ここ20年間のうちなんと6年でマイナス成長を記録しています。

そんな中、日本企業は海外に活路を求めようとしていますが、それほど甘くはありません。グローバルな競争が激化する中で、多くの日本企業が苦戦しています。

かつてシャープペンシルを発明した老舗電機メーカーが台湾企業の傘下に入ったのはつい最近です。他の日の丸電機メーカーにもかつての勢いはありません。かつて低価格帯が主力だった中国や韓国のメーカーは、今やハイエンドのクラスでもシェアを伸ばしています。


低迷を続ける日経平均株価

そんなわけで国内株式の株価も低迷しています。2017年に入り、日経平均株価の2万円台乗せが話題になっていますが、長期的にみると、下がり続けた株価がようやく持ち直してきたというのが実情です。

1989年末の4万円近くは比較対象にならないとしても、バブル崩壊後の処理にまだ苦しんでいた1999年でさえ、株価は18,934円でした。そこから約20年、2016年末の株価は19114円です。その間の株価上昇率は僅か0.95%です。年平均になおすと0.05%です。ちなみにこの間の定期預金金利は平均0.13%ですから、定期預金に預けていた方がまだましだったことになります。

株式投資に関して「短期の値動きに振り回されず、長期に保有していればプラスになる」とのコメントをたまに見かけますが、国内株式に関しては当てはまらないようです。


海外に目を向けると

では、海外に目を向けるとどうでしょうか?

例えば中国です。最近ではペースダウンしたものの、中国はずっと10%近い経済成長率を維持してきました。GDPは20年前の10倍以上に膨れ上がり、今や日本を抜いて世界第2位です。

中国を代表する株価指標である上海総合指数は、この間、917元から3104元と3倍以上に上昇しています。年平均12%の利回りです。

こうした新興国ばかりではありません。アメリカ合衆国の2016年末のGDPは18.6兆ドルで、20年前の8.1兆ドルの2倍以上です。

代表的な株価指数であるダウ平均株価は、この間、ITバブル崩壊やリーマンショックによる暴落を挟みつつ、それでも、6448ドルから19762ドルと3倍に増えています。

ちなみに、世界全体の経済成長率は2016年は3.1%、2017年も3.4%と予測されています。とくに新興国の伸びは目覚ましく、2016年は4.2%、2017年は4.6%の予測です(IMF見通し)。グローバル化で新興国を中心に経済は伸び続けており、この影響は間違いなく株価にも及びます。

個別銘柄となると当然浮き沈みが出てくるでしょうが、少なくとも株価指数だけ見る限りは、外国株は魅力的です。


外国株はどうやって買うの?


では、外国株はどうやって買うのでしょうか。基本的な流れを説明します。

最近は一連の手続きが、すべてPCまたはスマホでできるようになりました。

まず、外国株を扱っている国内証券会社に取引口座を開設します。まず証券会社HPの口座開設サイトにアクセスし、申込フォームに必要事項を入力します。最近は、PDFやスマホ写メで本人確認書類(免許証など)をアップローでできるケースも多いようです。手続きを完了すると、ID・パスワードが送られてきます(ここだけは、セキュリティーの関係なのか、郵送が多いようです)。これで口座開設手続きは完了です。

次に、外国株式取引口座を開設します。

次に、外国株購入に必要な外貨を準備します。具体的には為替振替の手続きにより円貨の預り金を外貨に振り替えます。この時に、一定のスプレッド(手数料)がかかります。

そして、いよいよ外国株の購入です。株取引のサイトは通常国別に分かれており、お目当ての国の取引ページにアクセスします。何度か規約への同意を求められた後、銘柄・数量・買い方(指値又は成り行き)を選んで買い注文を出します。

例えば米国株は夜9時から翌朝5時までが市場の空いている時間なので、夕方注文したら、翌朝には注文が確定しています(これを約定と呼びます)。確定したかどうかは注文約定一覧で確認します。


証券会社によってコストもサービスも違う

米国株を買う手続きは、以上のように意外と簡単です。

一方で、証券会社によって、コストやサービスは大きく変わってきます。最初に口座を開設するにあたっては、入念な下調べは欠かせません。

まず、外貨購入時のスプレッドや外国株の買い付け手数料は、証券会社によって大きく異なります。一般的には、ネット系証券の方が手数料が格安です。

取り扱っている銘柄数なども、外国株に力を入れている、入れていない会社で差が出ています。

一般的な傾向として、店舗を抱える大手のコストは高めで、品ぞろえも限られていますが、「ネットでの取引は不安」「対面でしっかり説明を聞きたい」といった方には適しています。品ぞろえの少なさも、厳選してくれているならその方が選びやすいという顧客も多く、必ずしもマイナスとは言い切れないのです。


外国株のリスク


外国株も株式の一種ですので、日本株と同じように、市況によっては値下がりして損をすることもあります。

その他に、外国株は為替によるリスクが避けられません。ちなみにドル円相場は2016年のたった1年間で12%も円高が進行しました。これだけ円高に振れると、銘柄の値上がり益も吹き飛びかねません。

資源国はさらに変動が大きく、ロシアルーブルは円に対してここ3年間で半分に下がっています。原油価格も原因の一つですが、こうした国では、政治情勢や軍事的リスクが為替に影響します。当然個別銘柄の株価も低迷しがちなのでダブルパンチです。これをカントリーリスクと呼びます。

その他、新興国のコンプライアンス面での懸念をリスクに挙げているブログをたまに見かけます。「新興国企業は、情報開示がいい加減で、会計も適当に操作するので業績発表も信用できない」というものです。

しかし、こればかりは日本企業も偉そうなことは言えません。2016年も、大手重電メーカーの粉飾決算をはじめとして、数々の不正が露見して、海外投資家を呆れさせました。


外国株 個別銘柄か投信か どちらを選ぶ?

世界には、主だったものだけでも。20の証券取引所があります。具体的にはニューヨーク、ナスダック、ロンドン、上海、香港、ユーロネクスト、深圳、ドイツ、ボンベイ、ノルディック、JSE(南アフリカ)、ボベスパ(ブラジル)、BMEスパニッシュ(スペイン)などの取引所で、実にさまざまな銘柄が売買されています。

最近では、そうした銘柄の多くを、証券会社をつうじて購入できるようになりました。

外国株を買う場合、個別の銘柄の他に、日本の証券会社が設計・販売している投資信託(アクティブ、ETF)を選ぶことができます。どちらがビギナーには適しているのでしょうか?

さまざまな投資ブログを見ると、外国株を買うなら、個別銘柄に手を出すのではなく、アクティブ投信やETF(上場投資信託)を購入すべきだとアドバイスしています。何故でしょうか?


投資信託ならリスクを軽減・分散できる


個別銘柄への投資を判断するには、発行会社の成長性や収益性、経営体質や財務健全性、株主構成などの情報(ファンダメンタルズ)が欠かせません。日本株ならそうしたアナリストの予測も豊富に出ています、もちろん日本語で。
また、失業率・GDPといった経済指標などのイベントに対する株価への影響見通しや、チャート(株価推移をグラフ化したもの)による将来の株価予測手法(テクニカル分析)も、さまざまなメディアから発信されています。

ところが、外国株、とくに新興国の銘柄に関しては、そんな情報が簡単に入手できません。言葉の壁も邪魔します。

つまり、よくわからない株を買うよりは、取引所の株価指数通りに値動きするETFや、プロが投資配分を判断するアクティブ投信の方が安全ですよ、という訳です。しかも、複数の銘柄に投資配分されるのでリスクも分散できます。


最後に-個別銘柄を少額買って勉強しよう

「極力リスクは減らすか分散しよう」との理屈は、とくに安定した資産運用だけが目的の方には、正しい説明です。

ここからはあくまで個人的な意見です。

それでも、個人投資家を志すなら、少額でも個別銘柄を購入すべきです。

外国株の銘柄調べは、ハードルが高いのは確かです。最初は、少しでも知っている企業(スマホ、外車、パーソナルケア用品の、日本でもCMを流しているような世界的メーカー)からエントリーしても良いでしょう。

証券会社のサイトや、ビジネス系メディアのサイトには、外国企業に関する様々な投資丈夫が載っています。アナリストレポートからは、例えば自分が普段使っている洗剤メーカーの意外な一面が垣間見えたりといったことも多々あります。

投資とは、自分の頭で将来の値動きを予測し、「これは」と信じた銘柄に投資することだと思います。うまくいけば、それで良し、失敗してもそれは授業料です(なけなしの金だと話は別ですが)。そうして、自分なりの相場観が磨かれていくのです。その意味で、プロ任せのアクティブ投信は、資産運用ではあっても投資とは言えません。

投資は失敗もしますが、「醍醐味」を味わえる世界です。外国株を通じて、あなたも「醍醐味」を味わってみませんか?


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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