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最近話題のフリーランスとは?起業との違いとメリット・デメリットについて

最近、インターネットやモバイルを介したビジネスとして、クラウドソーシングやネットオークション・ショッピングがすっかり世の中に定着しています。と同時に、そうしたビジネスで仕事を請け負う人々を指し、フリーランスと呼ぶようになってきました。

フリーランスは、もともと細々と使われてきた和製英語です。ここにきて急速にひろまったのは、ネット社会におけるフリーランスの仕事が、新しい働き方として注目されているからでしょう。

フリーランスが脚光を浴びる一方で、日本社会では起業がずっと低迷しています。

会社勤めではない点では両者は同じです。違いは一体何なのでしょうか?

フリーランスはなぜ伸びるのでしょうか?落とし穴はないのでしょうか?

起業が活気を取り戻すカギはどこにあるのでしょうか?

今回はそんなことをみなさんと考えてみたいと思います。


そもそもフリーランスとは?-言葉の起源


フリーランス(freelance)は、もともとは中世イギリスの軍隊をその発祥としています。つまり槍騎士団(ランサー)に属ささない、自由契約を結ぶ騎士をフリーランスと呼んだのです。そこから転じて、組織に属さず、ここに契約を結んで働く人たちをフリーランスと呼ぶようになりました。

フリーランスといえば、かっこいい仕事のように思えますが、言葉は違えど昔からある、どちらかといえば地味な職業です。

時代劇で、内職で傘張りするお侍さんを観たことありませんか?あの人たちがフリーランスの走りです。やがて高度経済成長時代、家庭のお母さんたちは、ボールペンのノック組み立て、封筒貼り、造花づくりなど、単価何銭の内職にいそしんでました。ネット登場前のフリーランスの大部分はこうした手作業だったのです。


建築やマスコミの世界は昔からフリーランス

建築現場では、鉄筋工・型枠工・とび・塗装工・解体工といった、組織に属さない職人さんが働いています。この人たちもフリーランスの仲間です。「フリーランス?なんだそりゃ?」と怒られそうですが。

昔からフリーランスが活躍している世界は、メディア業界です。そして、多くの若者が憧れて入ってくる世界です。

WEBメディアが伸びているとはいえ、いまだに既存媒体(新聞、雑誌、テレビ)の存在は絶対的なプラットフォーマーです。この世界では、演出家・脚本家・記者・カメラマン・コピーライター・殺陣師・メーキャップアーティスト・ヘアアーティストといったさまざまなフリーランスが活躍しています。

最近では、WEBクリエイター・WEBデザイナーといった新しいフリーランスが頭角を現しています。


フリーランスと自営業の違い

お寿司屋さんや花屋さんは自営業ですが、フリーランスではありません。組織に属していないライターはフリーランスです。どこで差が出るのでしょう。

花屋さんはお客さんに花を買ってもらい収入を得ています。そのために必要な、店舗、商品、店員など(プラットフォームと呼びます)を全部自分で揃えます。

一方、フリーランスのライターの場合、こうしたプラットフォームは全て出版社などの媒体メディア側が握っています。

例えば出版社は、毎回の掲載内容を企画し、必要な記事をライターから集め編成します。それだけではありません。広告を集めるスポンサーとのネットワーク、雑誌を卸す取次店とのパイプなど、記事をお金に換える術を兼ね備えています。

こうして考えてみると、フリーランスと横文字を並べても、造花の内職と実質的には何ら変わらない存在です。一方で、自分でリスクを負わない分、気楽な立場です。この点は起業と大きく異なります。


滅びつつある専門職フリーランス


「私失敗しないので」米倉涼子扮するドクターX外科医・大門未知子の決め台詞です。
こうした組織に属さない、フリーランスの医師というのは、残念ながら現実には存在しないようです。

そうでなくても、専門職の世界でフリーランスの道は年を追うごとに狭くなっています。

会計士の世界
大企業の顧問監査を務める、4大監査法人に集中しています。複雑化した会計取引や会計処理ルールを熟知し、決算をまとめて公表するには、とても一人で回しきれるものではありません。おのずと会計士はみんな監査法人で働く時代となっています。

税理士業界
海外も絡めた複雑なスキームを組むケースなど、税金はますます複雑化しています。そうした中で、税理士もチームを組んで、それぞれの専門分野を担当するケースが増えているのです。個人開業で生き残れるのは、税務署や国税局内に強い人脈を持ち、ここだけの情報を集められるOB税理士くらいです。

弁護士
人とモノの流れのグローバル化、企業同士の大型合併、細分化された専門領域と法律事務所の総合病院化、などを背景に、優秀な弁護士は4大法律事務所になびいています。こうした事務所に勤めていれば、海外での経験を積むこともできるのです。


クロウドソーシングの台頭とフリーランス

ネットを介したライティング等のフリーランスがここまで拡大したのは、サラリーマン世帯の年収が低下傾向を続ける中で、副業による収入補てんを求めるニーズが背景にあったことはありますが、それだけではありません。

多くのフリーランサーに業務を細分化して委託する、クラウドソーシングと呼ばれるビジネスモデルが、ここ数年で広まりました。と同時に、フリーランスとしての働き方が、マスコミといった特殊な世界だけでなく、ごく普通の人たちにも定着してきたのです。

ちなみにクラウドソーシングとは「クラウド(群衆)」と「アウトソーシング」を合わせた造語です。

ここで見方を変えると、クラウドソーサーが起業で、ライター側がフリーランスとも言えます。


フリーランスのメリット-気楽にスタートできる

フリーランスの最大のメリットは気楽にスタートできる点です。クラウドソーシングを紹介しているサイトを通じれば、アルバイトの求人感覚で仕事が見つかります。ライティング等の仕事も最初は時間がかかりますが、慣れてくれば効率よくこなせるようになります。

サラリーマンの方なら、リアルの世界での副業はさすがに差しさわりがあるでしょう。クラウドソーシングのフリーランスなら周囲の眼に触れることもありません。住民税の特別徴収を通じて人事部にバレル可能性が捨てきれませんが、その問題さえクリアできれば発覚の恐れは限りなくゼロです(クリアの方法は、ここでは差し控えます)。

ちなみに最近では副業を認める先進企業も増加傾向にあり、厚生労働省も雇用契約のひな型を、副業OKを原則とする様式に見直そうとしています。

子育てに忙しい主婦の方にも、すき間時間に在宅で仕事ができるフリーランスはメリットが大きいのです。しかも、ちょっとした食費の足しぐらいにはなるはずです。


フリーランスのデメリット-労働者としての保護


アルバイト・パートタイマーだけでなく、派遣社員にしても、雇用契約に基づき働く人たちは、みな労働基準法でその立場を保証されています。

賃金の面では、都道府県ごとに、時間当たりの最低賃金が決められています。ちなみに東京都の最低賃金は932円です。

労働時間も厳しく制限されていて、1日当たり8時間、1週間で40時間が上限で、この基準を超えたら残業代を受け取ることができます。最近の法改正では、1か月あたりの残業時間の上限を60時間にとどめる規定が盛り込まれています。

もちろん、雇用契約を一方的に解除して馘にすることもできません。


-フリーランスに労働基準法は適用されない

一方でフリーランスは、依頼主と業務請負契約を結んで仕事します。出来高当たりで収入が決まります。「頑張れば稼げるからその方が嬉しい」と思う方も多いでしょうが、「どんなに頑張っても時給300円程度にしかならない」といった話もよく聞きます。労働者ではないので、労働基準法の保護を受けることはできません。

急な納期にも対応しなければいけなかったり、突然の契約解除や代金未払いに泣き寝入りするケースも少なくありません。

フリーランスの拡大に法的な整備が追い付いていないので、こうした問題が起きるのです。


拡大するフリーランスと低迷を続ける起業

収入が38万円以下の専業主婦なら確定申告の必要もないこともあり、フリーランスの実態はつかみ切れていません。ただし、クラウドソーシングによるフリーランスは、間違いなく増加傾向にあると言われています。今後は、行政がクラウドソーシングの実態を把握し、適切な保護育成を図っていくことが求められます。

起業の方は、相変わらず低迷傾向から脱しきれていません。国税庁統計によると、会社設立数は、1980年以降、一貫して低下しています。


世界でも群を抜く起業後進国日本


国際間の起業意識比較でも、38か国を比較して、日本の起業意識は最低でした。

世界平均では、4割が自分自身の起業をイメージできるのに対し、日本はわずか15%でした。そして日本人の半数以上が、「起業家意識は生まれながらに備わったもの(だから自分には関係ない)」と考え、「日本は起業を受け入れない社会」と捉えているのです。

つまり多くの若者もサラリーマンも、一念発起して起業しようとの気概には著しく欠け、安易にフリーランスの道を選び、不安定な低賃金の環境に甘んじていると言えます。

こうした風潮が健全でないことは、国も重々認識しています。だからこそ、政府系金融機関による無担保融資の支援や、公募による生産性向上支援などに資金を投じているのです。


最後に-フリーランスの限界

ITスキルがあってコーディングなどが組める、本業で会議資料を作成する機会が多くライティングには慣れている、そうしたベースがあれば、フリーランスの世界でもある程度稼げるようにはなるでしょう。実績を積んでいけば単価も徐々に上がります。

サラリーマンの収入補てんや、定年後のお小遣い稼ぎならそれでも充分でしょう。それでも、もう一段上を狙うなら、単純なフリーランスライターから脱皮しなければなりません。

ハードルは一挙に上がりますが、アフィリエイトでしっかり稼ぐのも一つの選択肢です。サイトでのアフィリエイトは難しいにしても、ブログでなら十分可能性があります。

ここで肝に銘じておきたいのは、稼ぎたいの一心だけでは長続きしないということです。

アフィリエイトの収益アップのためのノウハウなら、ネットに様々な手法が紹介されています。

でもその前に、自分が社会に発信したいメッセージは何なのか、読んだ人がどう感じてくれるのか、彼らに何をもたらすのか、まず突き詰めて考えてみませんか?

そうした方がブログ作りが楽しいはずですし、収入アップにつながる早道だと思います。


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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