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退職金の平均が減っているって本当?主な理由と資金を手元に残す方法

老後資金の当てにしている人も多い退職金が、ここ20年で大きく減少していることをご存知でしょうか?その減り幅は、16年でなんと1,000万円近く。中には退職金制度自体をやめてしまう企業もあります。うかうかしていると、退職間際に「老後資金が足りない」「ローンが返せない」と頭を抱えることになるかもしれません。そこで今回は、退職金の平均が減っている理由と減らさないための方法についてご紹介します。


退職金の平均は10年で約558万円減っている


厚生労働省が発表している「就労条件総合調査結果」の、平成25年と15年の結果を見比べてみると、大卒の退職金の平均は、なんと558万円も減っています。同資料によると、平成15年の退職金は2,499万円。これは管理・事務・技術職に限ったものですが、約42ヵ月分の月収に相当する退職金が出ています。

一方、大卒で管理・事務・技術職に就く人の、10年後の退職金は、なんと1,941万円。月収換算で約37ヵ月ですから、約半年分の月収が、この10年で消えてしまったことになります。

【退職金制度をなくす企業も】
さらに就労者を震撼させるのが、退職金そのものをなくしてしまう企業が増えているということです。

「就労条件総合調査結果」によると、平成15年当時、退職金制度を導入していた企業は86.7%にのぼりました。一方、平成25年のデータを見てみると、その割合は75.5%に減少。なんと11.2%もの企業が、10年の間に退職金制度をなくしていたのです。退職金を老後の資金の大部分に当てようと思っていた人にとっては、大きな打撃といえるのではないでしょうか。

ではなぜ、退職金が減ったり、退職金制度そのものをなくしたりする企業が増えているのでしょうか。


退職金が減少している2つの理由

主な理由は2つ考えられます。ひとつは利回りの悪化により、年金の運営がうまくいっていないこと。就労者人数自体が減るということは、原資も減少するということですから、どうしても退職金自体が減少傾向になってしまいます。

もうひとつは、退職金の算定基準が変更になっているということです。これまでは退職時の基本給をもとに、退職金を算定する企業がほとんどでした。年功序列を採用している企業が多かったこともあり、退職時には、ある程度まとまった退職金が盲目的に約束されていました。

しかし、社会の変化や原資の減少などにより、退職時の基本給をもとに算出するのではなく、ポイント制という方法で計算する企業が増えてきました。

ポイント制とは、職能やこれまでの実績などをポイント換算し、算出する方法です。これまでの基本給をもとにした算出方法よりも、実績を重視した方法といえるかもしれません。実績が認められている人ならばよいですが、なかなか努力が実績に結びつかない人にとっては、つらい現実といわざるを得ません。

今後も原資の減少などにより、退職金の算出方法を見直す企業が増えることが予想されます。こうした現実に対して、どのように対応していけばよいのでしょうか?ここからは退職時にできるだけ多くの資金を手元に残す方法についてご紹介します。


できるだけ多くの資金を手元に残す方法


ここでは3つの方法をご紹介します。

【資産運用】
確定拠出年金や株式投資などにより、資金を増やす方法です。年金が目減りしていることもあり、実は国では、資産運用による老後資金の調達がしやすいさまざまな制度を提供しています。例えば、税制面での優遇が大きい個人型確定拠出年金やNISAを利用するなどが挙げられます。

他方、運用の方法によってはマイナスになることも。金融機関とよく相談のうえ、運用することが求められます。

【貯金する】
老後の生活を考え、勤務時から地道に貯金することも、退職時に資金を手元に残すための方法のひとつです。

貯金のメリットは、なんといっても原資が減らないという点にあります。自分が手をつけさえしなければ、貯蓄額が減ることはありません。

一方、自らの意志で引き落とせたり、急激に増えないというデメリットも。定期貯金を利用したり、一部を資産運用に回したりすることで、デメリットを最小限にとどめながら、貯蓄するのがよいかもしれません。

【働く】
定年後も働く、というのも選択肢のひとつです。ただし、どうしても収入が少なくなってしまうことや、安定した職に就きづらいというデメリットがあります。

できるだけ手元に資産を残すという意味では、定年後に働いて生活資金を貯めるのではなく、あらかじめ資産運用や貯金で余裕を持っておいたほうが、生活が安定しやすくなるでしょう。


老後を安心して迎えるため退職金に求められること

「老後の生活は退職金で悠々自適」という暮らしは、おそらく今後なかなか望めなくなるでしょう。いざ定年を迎えた時に困らないためにも、いまから資産運用や貯蓄の在り方、退職金について考えておいたほうがよいかもしれません。


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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