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共働き夫婦の家計やりくり方法。別財布は貯金が増えない原因に

2017/06/22 家計・節約 生活費
この記事は約 9 分で読めます。

現代の日本は全体の6割以上の夫婦が共働き世帯となっています。ひと昔前であれば結婚を機に専業主婦になる女性が過半数を超えていましたが、最近では「仕事を続ける」という女性が増えているのです。共働き世帯は夫婦それぞれにまとまった収入があるために、家計を別々に管理するという場合が多く見られます。ただ、別財布での家計管理は老後のための貯蓄に大きく影響してしまうリスクもあるのです。


別財布は危険!?共働き夫婦の家計の実態


別財布で家計をやりくりしている共働き夫婦は、貯金ができない、無駄遣いが多いなど、生活リスクが高い場合があります。

結婚をして妻が仕事を辞めた場合は、専業主婦となり夫のみの収入で家計をやりくりすることになります。そして、夫のみの収入で生計を維持している家庭では、主に妻が家計の管理を任されていることが多いために夫の給与を把握しやすくなります。

一方、共働きの夫婦はそれぞれが働いているために、お互いの給与を公開しない、家計はそれぞれで管理するというケースを選択できます。しかし、家計全体の収支を把握できない場合は、お金のことにルーズになり支出が多く貯金ができないという事態につながってしまいます。

共働き夫婦がパートナーと別家計にしている理由は、

・自分のお金を管理されるのが嫌だ
・自由に使えるお金を減らしたくない
・相手に収入を知られるのが恥ずかしい、抵抗がある

などが挙げられます。

独身時代であれば自分が稼いだお金は全て自分が自由に使えます。そのため、夫婦の「共通財布」という考え方に抵抗を感じ、結婚後も別家計で過ごしたいと考える方が多いようです。

また、共働き世帯は収入が安定しておりお金に困ることが少ないので、節約意識を持って家計をやりくりしなくても生活が成り立つために、わざわざ共通財布にする必要がないという考え方も多いようです。

ただ、夫婦別財布は長期的に考えると、実は将来的な貯蓄面で損をすることにもつながります。というわけで、共働きの家計スタイルに多い「別財布」と「共通財布」のそれぞれのメリットとデメリットを少し見ていきたいと思います。

「別財布」で家計をやりくり

別財布でそれぞれが家計を管理するときは、夫が家賃や水道光熱費などの毎月の固定費等を支払い、妻が食費や日用品などの生活費を支払うなど、家計の支出において役割を決めるというケースが多く見られます。

支払いの役割分担は収入が多い方が多く負担するなど、話し合いで決めることがほとんどのようですが、実際にいくらくらいの収入がパートナーにあるのかはお互いに知らされていないという場合も多いのです。

別財布のメリットは、

・担当分の支払いが済めば自由にお金を使える
・パートナーからお金について干渉されない

などが挙げられ、お金の使い方の自由度が高いのでストレスを感じにくいというメリットが大きくなります。

一方、デメリットは、

・貯金も各自で行うことが多いので全体的な貯金額の把握が難しい
・お互いに節約意識がない場合は無駄遣いばかりが増えてしまう
・パートナーの担当支払い額が少ない場合は不満を感じてしまう

などが挙げられます。共働き夫婦による別財布の大きなデメリットは、家計のトータル収支が把握できずに浪費が増えてしまうことや、貯金意識が低くなり収入は多いのに貯金はほとんどないという実態に陥ってしまうことでしょう。


「共通財布」で家計をやりくり


共働き夫婦で共通の財布にする場合は、お互いの収入を公開して完全に家計を一緒に管理する方法と、毎月の固定費や生活費、貯金を共通財布にしてお互いのお小遣いは別にするという方法があります。

お互いの収入を完全に合わせる方法は、1度全ての収入を共通財布に入れます。そして、毎月の固定費や生活費、貯金、お互いのお小遣いなどを、共通財布から予算を決めて取り出して使います。

お互いの収入を合算する共通財布のメリットは、

・毎月の予算が立てやすい
・家計を無駄なくやりくりできる
・貯金額を把握できる
・将来設計を立てやすい

などが挙げられます。

デメリットは、

・お互いの自由なお金が減ってしまう
・妻だけが家計を管理、夫だけが家計を管理など担当者が偏ってしまう

などがあります。

また、毎月の生活費や貯金のみを共通財布にする方法は、お互い10万円ずつを共通財布に入れて残りは自分のお小遣いとして使うなど、収入の一部を共通財布に入れるというスタイルになります。

収入の一部のみを共通財布にするメリットは、

・全てを合算するよりはお互いに自由にお金を使える
・毎月決まった貯金ができる
・別財布よりも将来設計を立てやすい

などが挙げられます。

一方でデメリットは、

・無駄のない家計のやりくりからは遠ざかる
・将来的な貯金額は完全合算型の共通財布よりも少なくなる傾向にある

などが考えられます。

共通財布での家計やりくり方法は、別財布よりは世帯全体の収支を把握しやすくお金も貯まりやすいでしょう。ただ、自由にお金を使えないというストレスを感じてしまう方が多くなるのも事実です。

将来のための貯蓄を優先するか、目の前の生活の楽しみを優先するかは家庭によって捉え方はさまざまですが、「長期的にゆとりのある暮らしを」と考えるのであれば共通財布で家計を管理することをおすすめします。


共働き夫婦の家計やりくり方法


共働き夫婦が共通財布にして賢く家計をやりくりするには、お互いにストレスを感じることなく取り組むということが重要です。

多く稼いでいるのに共通財布にしたためにお小遣いが極端に少ない、家事や育児の担当が多いのに自由にできるお金がないなど、家計のやりくりに不満がある場合は早めに解決するようにしましょう。

お金の不満は将来的に夫婦の関係に大きな溝を作ってしまいます。どちらか一方が我慢するのではなく、お互いが納得できる方法を見つけることが大切なのです。


お互いの収入をオープンにする

夫婦で共通財布にするときは「自分の方が負担額が多い」という不満をなくすために、お互いの収入をオープンにすることからはじめてみましょう。収入の全額を合算する場合も、一部を共通財布に入れる場合も、「将来設計をしっかり立てるため」、「お互い平等」にという観点から考えてパートナーの収入を知ることは重要なことなのです。

お互いの収入をオープンにすることの一番のメリットは、いくら貯金ができるのかを知れるということです。共働き夫婦であってももちろん貯金は不可欠になります。老後のための資金作り、いざというときのお金、子供の教育費用、旅行のための費用など、貯めておきたいお金はたくさんあります。

家計の収支をきちんと把握することで、年に100万円の貯金が可能であるにも関わらず、お互いの収入がわからないために5万円ずつしか貯められない場合は、1年で60万円、10年で600万円も貯金ができていないことになります。言い換えれば、1年間で60万円も無駄遣いしているとも考えられるのです。

共働きでこれだけの収入があるから家族のためにこれだけ貯金に回そう、生活費はこの予算内でやりくりしよう、今月の2人のお小遣いはいくらにしようと、全体の収支のバランスを考えて管理することはとても大切なことと言えるでしょう。


家計の収支はひとまとめに

家計の収支をひとまとめにするときは共通口座を作ります。毎月自分の給与が入ったら夫婦の共通の口座にお金を入金します。収入がひとまとめにできたら、そこから住宅費や水道光熱費、通信費などを引き落とすようにしてみましょう。毎月の食費や日用品、家族のための娯楽費なども共通口座のお金を利用します。

このように家計のお金を共通の口座にまとめることで、お互いにお金の管理意識が身に付き、貯蓄にも意欲的になります。また、お互いのお金の使い方がオープンになることで、無意識に「見られている」という感覚が生まれて自然と無駄遣いが減っていきます。

将来のお金を貯めるためには、共通の貯金用口座を作ります。貯金用は家計用と区別するために、もう1つ準備してください。毎月の貯金は「先取り」を必ず行い、お互いの収入を合算した後に決まった金額を貯金用口座に振り込むようにするのです。

相手に自分の収入を教えたくない、支出や貯金の把握がほとんどできていないという家庭では、必要な貯蓄が全く進まないという生活リスクが高まる危険性があります。共働きだからと言って今の生活のゆとりが将来も続くとは限りません。少なくとも老後の生活にゆとりを持たせたいときは、早めに家計をひとまとめにして資金作りに取り組むことが必要となります。


家計管理用クレジットカードで節約


共働き夫婦であれば生活費に余裕がある家庭が多いので、そこまで節約を取り入れていないという場合もあります。ただ、節約意識がなければお金はあっという間になくなってしまいますよね。例え今の状態で十分生活できるという家庭でも、無駄遣いはなるべくなくすべきです。

ただ、仕事が忙しいからストレスのかかる節約はできれば避けたいという方は、夫婦共通クレジットカードを作って効率的にポイントを貯めていきましょう。

夫婦共通で利用するクレジットカードは家計の支払い用に使います。携帯電話料金やガソリン代など、共働きの場合はそれぞれ別々に支払っている家庭もありますが、同じカードにまとめることでポイントが貯まり節約につながります。

また、家計の支払い自体を1つのクレジットカードにまとめることで、やりくりがしやすくなります。夫婦共通のクレジットカード料金の引き落とし口座は、もちろん家計用の共通口座を利用します。全ての引き落とし口座をまとめることで、仕事が忙しい夫婦も月に1度の入金だけで支払いの準備が整うというわけです。


賢く家計をやりくりして老後資金をしっかり確保

家計のやりくりは会社経営と同じと考えると良いですね。稼いだお金を自由に好きなだけ使ってしまうと、今は良くても将来的に倒産してしまうことにもなりかねません。共働き家庭の場合は収入源が2つあるので、それぞれの利益を合算して経費を支払った方が効率的に家計にお金を残せます。

夫婦別財布でそれぞれ家計をやりくりする方法と、支出を分散させずにコストカットに取り組むことはどちらが有効でしょうか。将来のゆとりある生活のために、ぜひ夫婦で家計について話し合ってみてください。


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ライター紹介

小野みさ代

小野みさ代

株式会社One's Brain 代表
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