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子どもの海外留学に必要な費用とは?大学留学の準備手順

2017/07/28 家計・節約 教育費
この記事は約 10 分で読めます。

子どもが大学に進学するときに「海外留学がしたい!」と言ったらどうしますか?子どもの希望を叶えるためには、お金が必ず必要になります。資金が足りないために、したいことを断念させるわけにはいきません。海外に勉強に行きたいと言われたときに焦らないために、必要な費用とその準備方法を確認しておきましょう。


大学海外留学で必要な費用


大学の海外留学に必要な費用は1年間で150万円~500万円前後となっています。留学スタイルやステイ先によって費用は異なり、2年制の大学へ通う場合と4年制の大学へ通う場合では100万円以上も費用に差があります。

それぞれの特徴は次のようになります。

【2年制大学】
概要:2年間で学部課程を修了し準学士号を取得。取得後は仕事のスキルを学べる職業コースと4年制大学への編入コースなどを選べる。
1年間の費用:150万円~300万円
特徴:4年制大学よりも費用が安い

【4年制大学】
概要:4年間で学位を取得。一般教養と専門課程を学べる。
1年間の費用:200万円~500万円
特徴:最終学歴が日本の高校卒業の場合は進学準備のためのファウンデーションコースを1年間履修する必要がある。

海外留学に必要な費用の内訳は、

・大学の授業料
・滞在期間の住居代と生活費
・通学等の交通費
・滞在中の保険料
・移動のための航空券代

などになります。

留学先が名門大学、私立、公立など、選ぶ学校によって授業料が大きく異なります。日本の大学の交換留学を活用して海外に行く、ホームステイ先に滞在などの留学スタイルが選べる場合は費用を抑えられます。


【国別】海外留学事情


海外留学をするときは滞在先によって費用が異なります。どの国に留学したらどのくらいの費用がかかるのか、国別に見比べてみましょう。
(参考:http://www.tobitate.mext.go.jp/about/country/index.html)


アメリカへ大学留学する場合

授業料(1年間):公立4年制州外学生 US$22,203 / 私立4年制 US$30,094
生活費(1年間):部屋代+食費 約US$10,000 / ホームステイ(2食付き) 約US$7,200 / 学生寮(2人部屋) 約US$4,800

アメリカの大学へ留学する場合は、一人暮らしよりも学生寮に入ることが多くなります。一人暮らしをする際は、授業料や生活費に加えて家賃が必要になるために費用が高くなります。学生寮であれば一人暮らしに比べて半分くらいの費用で抑えられます。

ちなみに、カリフォルニア大学やロサンゼルス校の学費はUS$39,600、滞在費はUS$10,653、1年間留学すると日本円で約560万円が必要となります。


カナダへ大学留学する場合

授業料(1年間):学部 CA$14,000~ / 院 CA$7,000~
生活費(1年間):ホームステイ(2食付き) 約CA$8,400~ / 学生寮(食事は別) 約US$5,400

カナダは選ぶ大学によって授業料が大きく異なります。マギル大学では学部で約CA$17,000、院では約CA$15,000、トロント大学では学部で約CA$32,000、院で約CA$24,500となります。1年間の留学費用は授業料と滞在費を合わせて、約300万円前後が必要となるでしょう。


イギリスへ大学留学する場合

授業料(1年間):大学進学準備コース £6,000~ / 大学 £10,000~
生活費(1年間):ロンドン 約£12,240 / ロンドン以外 約£9,840

イギリスの大学は一般的に専門課程だけを履修するため3年制となっています。ただ、外国人は1年間ほど大学進学準備コースと呼ばれるファウンデーションコースを受ける必要があるので、留学期間は4年間となります。

イギリスで名門のケンブリッジ大学の授業料は1年間で約£22,000、滞在費は約£9,500、およそ480万円の費用がかかります。


オーストラリアへ大学留学する場合

授業料(1年間):大学 AU$14,000~35,000
生活費(1年間):賃貸 AU$ 3,360~ / ホームステイ(2食付き) AU$ 5,280~ /  学生寮 AU$3,840

オーストラリアに海外留学するときは地域や生活スタイルで費用が異なります。一般的に1食のランチ代はAU$10~15が目安です。学生寮に入った場合、食事つきだと1週間にAU$100前後の生活費となりますが、食事がない場合はAU$250前後となります。

オーストラリア国立大学へ留学する場合は、1年間の学費は約AU$31,000、滞在費約AU$12,000、日本円で合計約370万円となります。


ニュージーランドへ大学留学する場合

授業料(1年間):文系大学 NZ$22,000~ / 理工系大学 NZ$21,000~
生活費(1年間):アパート NZ $ 5,280~ / ホームステイ NZ $ 9,600~ /  学生寮 NZ $7,200~

ニュージーランドへの大学留学はオタゴ大学やオークランド大学が人気です。1年間の学費はオタゴ大学で約NZ$22,000、オークランド大学で約NZ$25,000となります。滞在費用と合わせて日本円で300万円くらいを目安にすると良いでしょう。


大学留学先の選び方


海外留学先を選ぶときは何を学びたいか、費用はどのくらい準備できるかなどを目安に決めていきます。海外でじっくり学びたいという場合は4年制の大学を選ぶと良いですね。4年制の大学は費用がかかるため、私立よりも国公立を選ぶ方が多くなります。

1年間の費用を比べると、比較的カナダやニュージーランドの授業料や滞在費用が安く、アメリカやイギリスは高額になっています。

また、留学スタイルを選ぶときは語学力を考えることも大切です。海外留学時にはTOEFLiBT70~80くらいの英語レベルが必要になるため、一般的に大学入学前に語学学校に通い英語レベルを上げる方がほとんどです。4年制と2年制の大学で基準になる語学レベルは異なります。2年制大学の方が英語レベルが低いので、語学学校の費用を抑えたい、英語力が足りないという場合は4年制よりも2年制がおすすめです。


海外留学のスタイル

留学スタイルは、

・4年制もしくは2年制大学への進学
・海外の大学に編入
・学部聴講
・公開講座

などが選べます。

大学への進学は日本の高校を卒業した後、海外へ直接留学するというものです。英語力が必要になりますが、一旦、日本の大学に入学する必要がないのですぐに海外の大学で勉強ができます。

日本の大学に進学した後に海外留学をする場合は、日本で取得した単位を持って海外の大学に編入することも可能です。編入時には基準の英語力レベルが必要になります。編入タイプの留学スタイルは、日本の2年制大学から外国の4年制に編入するケースが多く見られます。

学部聴講は1学期だけなど短期的に学生として授業を受けられる制度です。学部留学の条件をクリアしていなくても受けられるので、気軽に海外留学を試してみたい方におすすめです。期間も短いので費用を抑えて海外で学べます。

公開講座はエクステンションと呼ばれる短期間の講座です。現地の社会人や短期留学生などが多く受講しています。

留学スタイルは正式な大学生として入学して学ぶ方法だけではなく、公開講座のように学生でなくても受講できるというスタイルもあります。このように、留学スタイルはさまざまなので、学び方や費用などを総合的に考えて選んでみてください。


費用を抑えるには

海外留学の費用を抑えるには4年制大学よりも2年制の方が費用が少なくすみます。費用をできるだけ抑えて4年制大学を卒業したい場合は、まず2年制大学を修了した後に4年制に編入すると約600万円学費を節約できます。

アメリカの4年制大学に通った場合に、1年間にUS$39,600の授業料が必要になったとします。4年間ではUS$158,400がかかることになります。一方、2年制大学から4年制大学に編入すると、2年制大学の授業料US$9,060×2年+4年制大学の授業料US$39,600×2年=US$97,320となります。

4年間の授業料の差額は、US$158,400-US$97,320=US$61,080。US$=100円だとすると約610万円も費用を抑えられます。

海外留学の費用は大学の授業料だけではなく、生活費が必要になります。滞在時の生活費は食費、住居費、交通費、お小遣いなどがかかります。一人暮らしをする場合は家賃や家電、家具などを揃えなければならないために、滞在費用が割高になります。

留学中の生活費を抑えるためには、ホームステイ先を探すか学生寮を選ぶと比較的安く生活できます。ホームステイは1日2食つきで滞在費を支払う場合が多いので、食費を抑えられるというメリットがあります。また、学生寮を選んだ場合は大学の近くに寮が置かれているために、交通費がほとんどかからないというケースが多くなります。

滞在中の生活費を稼ぐためにアルバイトをしたいという方もいますが、留学生は国によって労働に制限があります。条件によってアルバイトができる場合もあるので、学生ビザの労働条件やルールなどを確認してみましょう。ただ、多くの留学生は学業が忙しくアルバイトまでできないという場合がほとんどです。そのため、滞在中の生活費は留学前に十分貯めておく必要があります。


海外留学費用の準備方法


海外留学には大きな費用が必要なので、早めに準備をしておきましょう。特にアメリカやイギリスの4年制大学に留学する場合は、年間で500万円前後の費用がかかることになるため資金計画を立てる必要があります。

将来的に海外留学をすることが決まったら、どのくらい貯金をするか、家計から負担できる金額はいくらまでかなどを計算します。子どもの大学費用はできるだけ早い時期から貯め始めことをおすすめします。子どもの進学時に、家庭の収入の状況がどの様になっているかは分かりません。また、大学進学が近づいたころに、子どもが海外留学がしたいと希望することもあります。

留学費用は全額貯金できなくても、進学資金+奨学金、もしくは教育ローンで補えるくらいはお金を準備しておくと安心です。

海外留学時に奨学金を活用したいときは、留学生用のものに応募ができます。奨学金は成績によって受給できるかが異なります。奨学金の応募条件はいくつか準備されているので、条件にあてはまるものを選んでみましょう。

成績の関係などで奨学金が難しいときは、国の教育ローンの利用を検討してみてください。教育ローンを借りるときはすぐに返済が始まるので、家計のことを考えながらお金を借りることが重要です。

海外留学の費用はできるだけ貯金を取り入れる、足りない部分は奨学金や教育ローンで補うなど、資金の準備方法を事前に考えておきましょう。


海外留学の費用は早めに準備を

海外留学をすることでビジネスやマネージメント、国際的な事柄など、幅広いジャンルを学べます。留学をすることで将来の働き方が大きく変わるため、もしチャンスがあればぜひ活かしていきたいですね。

そのためには、大学進学時期までに費用を貯めておくことが重要です。費用がないために留学できないということがないように、あらかじめ資金準備計画を立てておきましょう。海外の大学で学ぶためにはどのくらい学費がかかるのか、滞在中の生活費の目安はいくらかなどをチェックしてしっかり貯金を進めてみてください。


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by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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