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老後破産しないために!30代・40代の資金準備方法

老後の資金が思ったように貯まらないという方はいませんか?老後破産しないためには、将来必要になる生活費を準備しなくてはなりません。定年退職間近になって貯蓄が全くない!という事態にならないために、30代、40代のうちにできることをチェックしてみましょう。


老後破産しないために必要な資金


老後破産しないためには、定年退職後に毎月いくらのお金が必要になるのかを知ることが重要です。老後のために貯めるべき資金は「1億円」などと言われていますが、実際には1億円も貯める必要はありません。

また、年金はほとんどあてにできないと言われていますが、実際にいくら支払われるのかご存知ですか?

老後破産しないためには「実際にかかる老後の生活費」と「もらえる年金」を知り、不足分の金額を準備することが大切なのです。まずは65歳~95歳までに必要な、生活資金の計算方法を見ていきましょう。

老後の30年間に必要となる資金は次のように計算できます。

「(毎月の生活費-毎月の年金)×12カ月×30年」

毎月の生活費は現在の生活費を参考に設定します。定年退職をしたからと言って、毎月の支払いがなくなることはありませんし、生活水準を急に下げることもできません。そのため、今の家計の支出を参考に、老後の生活費の目安を考えてみてください。

老後30年間の生活費が計算できたら、その金額に300万円ほどプラスします。この300万円は自分や配偶者の介護費、及び医療費として確保しておくものです。高齢になると身体的にトラブルを抱えることも少なくありません。いざというときのことを考えて、毎月の生活費とは別にお金を準備しておきましょう。

老後資金を計算するには「いくら年金がもらえるのか」が重要になります。年金受給額は2016年5月の条件における金額を目安にしてみましょう。

【正社員のもらえる年金】
平均年収200万円:勤続40年 10万円 / 勤続30年 9万円
平均年収300万円:勤続40年 12万円 / 勤続30年 11万円
平均年収400万円:勤続40年 14万円 / 勤続30年 12万円

【非正社員・フリーランス・自営業のもらえる年金】
40年間の国民年金支払い:6.5万円

参考:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO05079010R20C16A7000000?channel=DF280120166592

それでは以下の場合では、どのくらいの老後資金が必要になるかを見ていきます。

毎月の生活費:20万円
もらえる年金の目安:12万円

(毎月の生活費20万円-毎月の年金12万円)×12カ月×30年=2880万円
30年間の生活費2880万円+医療費300万円=3180万円

つまり、これらの条件で老後を生活しようと思うと、3180万円の資金を準備する必要があります。


老後破産しないために30代ができること


老後に必要な資金は1億円と聞くと現実的に考えにくいですが、3180万円となると老後のイメージも実感できます。ただ、何もせずに3000万円を貯めることはできません。老後破産しないためには、今できることに取り組む必要があります。

30代でしておくべきことは次のようになります。


家計を見直す

30代はスキルを高めてバリバリと仕事に打ち込んだり、家族が増えて育児で忙しくしているという時期でしょう。仕事のために増えてしまう交際費や子どものためにかかる育児費用など、支出が増えやすいのが30代です。

30代前半は20代より年収が増えたが、それだけ生活費も増えたために貯金が難しいという家庭が多い傾向にあります。そこで必要になるのは「家計の見直し」です。特に支出を大きく削減するには無駄な固定費を減らすことが重要です。携帯電話の通信費や不必要な保険料などを見直すことで、家計にゆとりを持たせられます。

30代後半になると役職などが就き、大きく年収を上げられるようになります。年収が上がると一緒に生活水準が上がり、支出が増えるという家庭が多くなります。老後破産を避けるためには、収入が上がっても支出を増やさない工夫をすることが大切です。

一度、生活水準が上がってしまうと、下げることは簡単ではありません。老後に贅沢をし過ぎて生活維持ができないという事態を招かないために、無駄なものは買わない、浪費をし過ぎないなどの生活スタイルを30代から意識づけしていきましょう。


子どもの教育資金を準備する

20代~30代に子育てが始まると、子どもが大学に進学する時期は40代~50代になります。子どもの教育資金が最もかかる時期は、この大学進学頃です。大学の学費は国立大学への進学でも4年間で約250万円となります。

理系の大学や私立の大学を選べばさらに授業料は大きくなり、自宅から出て一人暮らしを始めると住居費なども準備しなければなりません。

子どもの教育費用の支払いに追われて、老後の資金が貯まらないというケースは少なくないのです。

そのため、40代、50代になって困らないように、30代から子どもの教育資金を貯めておく必要があります。「資金が貯まらなくても教育ローンを組めば何とかなる」などの無計画な考え方をなくし、子どもが18歳になるまでに500万円を貯めるなどの目標を持って具体的に進めていきましょう。


お金が貯まる仕組みを作る

老後の資金として3000万円が必要の場合は、30歳~65歳までの35年間で1年あたり約86万円を貯めなければなりません。1カ月あたりで考えると約72,000円となります。

目標資金を貯めるには「お金が自動で貯まる仕組み」を作ることが1番です。自動でお金が貯まる仕組みを作れば、貯金が苦手な人でも貯まらないという心配を取りのぞけます。

自動貯蓄は勤め先の財形貯蓄や銀行の自動積立を利用してみましょう。財形貯蓄や積立定期預金は簡単に引き出せないというメリットがあります。いつでも引き出せる銀行口座ではお金を使ってしまわないか心配という方に特におすすめの方法です。

お金を増やすことを考えるなら、定期預金よりも「個人型確定拠出年金制度」や「自動積立投資」を活用してみてください。2017年現在は銀行にお金を預けても低金利のために、定期預金ではお金を増やしにくくなっています。そのため、資産運用で損をしないためには、貯金よりも投資を取り入れた方が賢くお金を増やせます。

個人型確定拠出年金制度は掛け金が全額所得控除の対象になるので、節税ができるという面でもメリットが大きくなります。さらに、運用益は非課税で、受け取り時は公的年金等控除などの対象となります。低資金で投資を始められる積立投資は、30代におすすめの資産運用です。500円~1000円ほどから始められ、コツコツ続けることで資産を増やせます。


老後破産しないために40代ができること


40代になったら30代よりも老後の生活が現実的に見えてきます。そのため、今一度老後の生活費や蓄えておくべき資金、もらえる年金などを再計算してみましょう。

40代で注意しておきたいことは、定年退職後の資金を確実に確保することです。


住宅ローンを完済する

住宅ローンを組んでマイホームを購入する方は多いことでしょう。住宅ローンの借入期間が35年の場合、30歳を過ぎて家を購入するとローンを完済するのは65歳以降となります。定年退職後は収入が減るために、支払いの大きな住宅ローンを残しておくと家計が苦しくなってしまいます。

したがって、老後に住宅ローンが残ってしまう場合は、40代~50代の内にできるだけお金を貯めて繰り上げ返済を行うべきです。

ただ、40代~50代は子どもの学費が最も必要になる時期でもあります。30代の内に教育資金を準備できていれば問題ありませんが、不足分はそのときの家計から用意するというご家庭もあることでしょう。子どもの学費がかかるあまりに全く貯金が進まなかったということがないように、「貯めどき」を見極めることが重要です。


親の介護で仕事を辞めない

40代になると自分の親も高齢になるので、介護が必要になるご家庭が増えてきます。親の介護のために仕事ができないと言ったケースは多く、働く暇がないので仕事を辞めてしまう場合も少なくありません。

「貯金もあるし親の介護が落ち着いたら再就職をしたら良い」と考える方もいますが、40代、50代の再就職は簡単ではありません。また、再就職ができても希望の年収に戻れないという場合がほとんどです。

老後破産しないためには親の介護が必要になっても、仕事を辞めない手段を考えていかなければなりません。一時的に収入が減ったり、支出が増えることにはなりますが、介護休暇の利用や公的サービスを活用することが大切です。老後を安心して暮らすためには、定年まで仕事を辞めない工夫を取り入れていく必要があります。


老後はお金に働いてもらう


日本人は自分がせかせか働くことが美学と言った考え方を持っていますが、老後資金を十分に確保するためにはそれだけでは足りません。3000万円の資金を貯めれば老後に安心して暮らせるかと考えたとき、最低限の生活費分しか貯金できなかった場合は毎月決まった金額以上は使えません。また、急な出費があるとお金はどんどん出ていってしまうので、あっという間に預金残高は底をつきてしまうことでしょう。

70歳、80歳になってお金が足りない場合、高齢のために自分自身が働くことは難しくなります。それならば、自分自身は動かずにお金に働いてもらうことに目を向ける必要があるのです。

仮に老後資金3000万円を毎月10万円ずつ使った場合は、25年で貯金がなくなります。これを年利2%~3%で資産運用していくと、約35年間はお金を維持できます。つまり、65歳で仕事を辞めて資産を運用しながら生活をすると、100歳まで毎月10万円ずつお金を使えることになります。貯金をそのまま取り崩すか、お金に働いてもらうか、この選択によって老後の生活が大きく変わっていくことでしょう。


老後破産しないために「ねんきん定期便」を活用

実際、老後にいくらの年金をもらえるのかは、「ねんきん定期便」を確認すると良いですね。サラリーマンは国民年金+厚生年金がもらえるので、定年退職までに家計の見直しを行い、各種ローンを完済しておくことで老後破産の不安を抑えられます。もちろん、年金だけの生活では足りない場合もあるので、年金受給額をチェックして必要な資金を洗い出すことも重要です。

老後を暮らしていくためにはいくらの資金が必要か、どのようにお金を貯めるべきか、まずは資金作りについて考えてみましょう。また、お金を効果的に増やしていきたいと考えるなら、30代~40代の内に投資を始めてみることをおすすめします。老後破産しないために、確定拠出年金や投資信託に挑戦して老後の資金を確保していきましょう。


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ライター紹介

小野みさ代

小野みさ代

株式会社One's Brain 代表
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