1. TOP
  2. 海外投資の魅力と初心者が始める方法

海外投資の魅力と初心者が始める方法

2017/08/23 投資・トレード
この記事は約 9 分で読めます。

有村架純さん主演のNHK朝のドラマ「ひよっこ」、出だしの視聴率はやや苦戦気味だそうです。それでも5月からは舞台を茨城から東京に移し、新しい展開が期待できそうです。

主人公が集団就職で働く職場は向島の電機工場、5人一部屋の寮で暮らし、作業の休みは日曜だけです。まだまだ日本全体が貧しい時代でしたが、東京オリンピックを契機に、日本は次第に豊かになっていきます。

ちなみにこの頃の日本は、実質経済成長率が毎年10%を超える勢いを続けていました。インフレを考慮しない名目成長率はなんと20%前後の水準です。まさに物価も上がり、給料も毎年のように上がる時代でした。

最近の中国や東南アジアを始めとした新興国の勢いは、1960年代の日本を想い起こさせます。むしろ当時より人や物の移動ははるかに自由になっており、無限の可能性を感じさせてくれます。

経済が成長しているところでは、株式や債券といった投資面でも大きな利回りが期待ができます。とはいいつつも、国内の証券会社を通すと、かなりの手数料を取られます。

そこで海外投資です。つまり海外に直接証券口座を作りそこで株式や債券・投資信託を売買するのです。今回は海外投資の魅力と始め方について解説します。


海外投資の魅力-成長余地の乏しい国内投資


(株価も低迷する日本)
日本も、高度成長の間に株価も上がり続けました。高度成長と若干タイムラグはありますが、1960年に1000円前後だった日経平均株価は、1980年には8倍近い水準まで値上がりしています。株などに投資しなくても、預金として預けておけば高い利回りが保証された時代でもありました。国債金利や郵便貯金の金利も10%前後をうろうろしていたのです。

今では金利は良くても0.1%、100万円預けても10年間で1万円しか増えません。日経平均株価も一時の7000円を切るところから最近では19000円まで持ち直しましたが、10年前のリーマンショックが起きるときまでは18000円でしたから、このころの水準と変わっていません。

(今後の成長も望み薄)
その国の株価や利回りは、名目GDP(国内総生産)に影響を強く受けます。ちなみに日本の名目GDPは、20年前の1997年(534兆円)とほとんど変わらない537兆円です。この投資環境の悪さでは、株価や利回りが伸びないのも納得です。

GDPで日本はすでに中国に抜かれ第3位です。2050年にはインド・インドネシア・ロシアなどに抜かれ、第8位に後退すると言われています。

それでも今はまだ総額では3位を誇る日本ですが、一人当たりでみると22位に過ぎず、ドイツ・デンマークといったヨーロッパ諸国だけでなく、シンガポール・香港にも負けています。

こう考えると、残念ながら日本はすでに沈みゆく国であることがわかります。

今後安倍政権が突如巻き返せば別ですが、国内の成長余地はあまり期待できないのが正直なところです。


-成長著しい海外

ここ数年の中国の経済成長は驚異的です。1990年代前半、天安門事件のショックが収まってくると、鄧小平率いる改革開放の波に乗り、中国は発展を続けます。人件費の安いこの地に世界中の企業が生産拠点を次々と移転させました。

そうして豊かになった中国人消費者のフトコロを狙って、今度は自動車・高級ブランド・ファストファッション・外食産業など、ありとあらゆる業界が進出を始めました。

そうした経済発展の恩恵を受け、名目GDPは20年前に比べほぼ10倍の水準に達しました

インドやアセアン諸国(ベトナム・フィリピン・タイ・シンガポール・マレーシアなど)も、中国ほどではありませんが、大きな発展を続けており、今後もさらなる成長が期待されています。

さらに世界中に目を向けてみると、西南アジア・アフリカ・中南米など、政治的に不安定で繁栄から取り残された地域の中からも、安定政権が登場し発展の足掛かりをつかんだ国も出始めています。


-成長を続ける正解最強の国アメリカ3つの秘密

新興国ほどではありませんが、アメリカも安定した経済成長を続けています。アメリカの名目GDPは18兆ドルを超え、20年前の2倍以上に増加しています。そしてこの数値は世界NO1でもあります。

アメリカは欧米日先進国の中で、例外的に突出して成長を続けています。その原動力は3つです。

(資金面での強み)
アメリカは基軸通貨ドルを発行していて、その為替動向には世界中の注目が集まります。また、FRB(連邦準備基金)の金利引き上げは、金融基盤が不安定な新興国に回復不能のダメージを与えることもあります。

そんなアメリカ、ニューヨークのウオール街は、グローバルな金融市場において主導権を握り続けています(ウオール街は歴史的な場所で、メガバンクの本社はマンハッタンミッドタウンなどに移転しています)。そしてそんなアメリカには、世界中から資金が集まってくるのです。

(人口)
最近ではトランプ大統領が物議を醸していますが、アメリカは移民の国で、アジア・アフリカ・中南米など世界中から人が流れ込みます。とくにラテンアメリカ系住民は子だくさんで有名で、生産人口の増加に大きく寄与しています

(プラットフォーム)
プラットフォームとは、ガソリン、スマホやSNSなど、誰もが使わざるを得ない社会的インフラです。アメリカの企業はイノベーションで新しいビジネスモデルを作るのが得意で、例えばモンサント社は遺伝子組み換え種子をいち早く開発し、農家が種を買わざるを得ないビジネスモデルを造り上げました。


-経済成長を映し出す株式市場


経済成長を続ける国では、株価も上昇しています。例えば上海総合指数は20年前と比べて3倍にまで株価が上昇しました。

インドネシアのジャカルタ総合指数はさらに強烈です。なんと20年前の10倍以上に上昇しました、今は少し元気がないですが、ブラジルのボベスパ指数は6倍です。今後は中国以上の成長が期待されているインドのSENSEX指数は9倍です。

どの株式指数もリーマンショックの時は値を下げましたが、今ではリーマンショック前を超える水準に達しています。

アメリカも負けてはいません。世界で一番時価総額の大きいニューヨーク証券市場のダウ平均株価は、最近2万ドルの大台を突破し、20年前の2.5倍に達しました。


-新興国の債券は利回りが高い

成長を続ける国では、一般的に金利も高めです。というよりも、長い間デフレが続く低金利社会日本の方が、世界の中では異端児なのです。

日本の場合、10年物国債の利回りは0.02%前後をうろうろしています。殆ど無利息といって差し支えありません。同じ10年物の場合、インドやインドネシア国債の利回りは7%前後です。100万円を7年間預けておけば、10年間で倍近い金額を受け取れるのです。

ブラジルやトルコはもっと高く、10%前後です。こうした高い利回りは大変魅力的です。

ちなみに、ケニアやエジプトといったアフリカ諸国は、なんと15%に達します。ただし、こうした国はクーデターが起きたり、大統領選挙戦で支持者同士の殺し合いが起きるなど政治的に不安定で、いつ暴落してもおかしくありません。


海外投資の始め方-まず口座を作ろう

海外投資を始めるには、まず海外に口座を作ります。一般的には、日本からのアクセスが便利で、各国の金融機関がアジアの拠点を置いている香港やシンガポールが一般的のようです。

ただし香港で発売されている金融商品を取引しようとするなら話は別ですが、例えばアメリカの金融商品売買が目的なら、ちょっと待ってください。

香港・シンガポールといったオフショア市場では世界中の金融商品を自由に取引でき、ニューヨークやナスダックの銘柄も購入できます。デメリットは手数料の高さです。もしアメリカの金融商品に的を絞るなら、現地に銀行口座を開設した方がコスト的には有利です。

(香港に銀行口座を開設する場合)
パスポートを持って香港の銀行に出向けば、口座を開設してくれます。ところが日本語では応対してくれません。資金洗浄に関するヒアリングやネットバンキングに関する説明もすべて英語です。一般的にはIFA(独立ファイナンシャルアドバイザー)と呼ばれる代理人に、口座開設を委託します。

(アメリカに銀行口座を開設する場合)
三菱UFJ銀行はユニオンバンクオブカリフォルニアの口座開設を媒介しており、日本に居ながらにして口座を開設できます。また、ハワイに支店のある銀行なら、日本語ができる行員を配置しています。アメリカの場合、口座維持手数料がかかる口座も多いので、できれば無料の口座を選びましょう。


-実際に海外取引する


(香港の場合)
日本人富裕層の間では、香港に銀行口座を開設しての資産運用が人気です。理由の一つはオフショア市場です。香港では、外国人でも規制に縛られることなく世界中の金融商品を取引できます。

もう一つは、香港証券先物委員会(SFC)がライセンスを発行しているIFA(独立ファイナンシャルアドバイザー)制度です。IFAは運用ファンドの正規代理店の立場にあり、投資家に代わって取引の手続きを行ってくれるだけではなく、運用面でアドバイスをしてくれます。

(アメリカの場合)
なんといってもアメリカで発売されている金融商品の数は圧倒的です。つまりコスト面を考えれば、アメリカに証券口座を作り、豊富な金融商品を直接取引した方が圧倒的に有利なのです。

ただし、証券会社のホームページはすべて英語です。この難関をクリアしない限り、取引はもちろん口座開設にたどり着くこともできません。

一方でアメリカのオンライン証券会社の中には、アメリカで暮らしていない非居住者に対して口座の開設を認めなかったり、取引内容に規制をかけるケースもあります。

口座開設に当たっては、この辺りを事前に確認することが欠かせません。また、マネーロンダリング規制絡みで突然外国人の取引が停止されたり、海外送金が規制されたりといったリスクも伴います。


最後に-投資力を磨く

香港等のオフショアを通すのは別として、海外取引はかなり面倒です。それでも私は、投資初心者のみなさんにも直接の海外取引をお薦めします(手数料の問題は別です)。

国内の証券会社を通じて海外投資する場合、営業マンの進める金融商品を購入することになります。これではいつまでたっても投資スキルは変わりません。

たとえ面倒でも、失敗の可能性があっても、最初は少額で構わないので海外投資をしてみましょう。自分で銘柄を選ぶのです。もちろん情報は殆ど英語です。聞いたことも無い銘柄も多いでしょう。それでも、そうした苦労を重ねる中で、投資家としてのあなたの力量は確実に磨かれるはずです。


外貨預金とFXはどちらが有利?特徴とメリットを徹底比較

不動産投資信託で稼ごう!J-REITの仕組みをわかりやすく解説します

独立開業の方法を知りたいあなたへ!起業の成功率を上げる8つのポイント


\ SNSでシェアしよう! /

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

by マネーの神様編集部

by マネーの神様編集部

ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

この人が書いた記事

  • お金持ちの考え方と行動の法則は何が違うのか?

  • 働かないでお金を生み出す!不労所得を簡単に稼ぐ方法を考える

  • 貯金ができないのはなぜ!?お金を貯めるのが難しい3つの理由

  • 小資本で起業する方法は?起業の仕方を学んで独立開業!

関連記事

  • サラリーマン大家失敗の理由と、それでも挑戦したい人へのアドバイス

  • 高い?低い?中古ワンルームマンション投資の利回り

  • 失敗すると下流老人に!退職金の賢い資産運用とは 

  • 株主優待で得しよう!初心者の方に基本を解説します! 

  • 初心者必見!資産運用とは何か?そして具体的な方法は?

  • 直接買える!個人向け国債の金利やリスクを徹底解析!