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初心者は何をしたらいいのか?株を使った上手な資産運用

「始めてみませんか?ニーサ」
この手の広告を、テレビ・新聞・雑誌で見たことがあるでしょう。

ニーサ(NISA)、日本版少額投資非課税制度は、個人に対し少額の資産運用を奨励する制度で、株式の売買を通じて稼いだ利益や配当金に税金がかかりません。年間120万円を限度に1コイン(500円)程度から資産運用を始めることができるのです。

NISAのメリットは反響を呼び、口座開設数はすでに1000万件を超え、更に拡がっています。30代の口座開設者のうち資産運用未経験者は半数以上に達していることからも、このNISAをきっかけに資産運用を始めた人も増えているようです。

10年前まで、株を中心とした資産運用を始めるには500万円、1000万円といったまとまったお金が必要で、お金持ち以外には遠い存在でした。今ではNISAを始めとして、少額でも資産運用を始められる環境が整ってきています。

今回は、株への投資を中心とした資産運用について、初心者は何をしたらいいのかという視点で、具体的なノウハウを考えます。


初心者は何をしたらいい?①口座開設-まずは証券会社を選ぼう


資産運用を始めると決めたら、まず証券会社を選びましょう。ポイントは手数料と品揃えにあります。自分の運用額、関心がある銘柄などによってどの証券会社が一番自分に合ってるか考えましょう。

(手数料)
株式の売買手数料に関しては、最近は大手総合証券もWEB取引なら手数料を引き下げており、必ずしもオンライン証券系が格安という訳ではありません。

証券会社間の手数料も、簡単に比較できません。

というのも、1回当たりの約定金額(売買金額)のレンジによって割安な証券会社が異なるのです。

例えば、総合証券系のS社の場合、約定金額が30万円以下の場合は比較的割高ですが、その水準を超えると他社より割安になってきます。

つまり、大口の取引を繰り返すつもりなら、S社を選ぶのも得策です。

その他、NISA口座での取引なら手数料を無料にしている証券会社もあります。NISAを使うなら、こうした証券会社を選ぶ手もあるでしょう。

ただし、証券会社を選ぶ決め手は、手数料だけではありません。

(品揃え)
たとえ日本国内でも、名古屋・札幌・福岡といった地方の証券取引所だけで取り扱っている銘柄は、一部の証券会社では取り扱っていません。

ましてや海外銘柄だと、証券会社によって品揃えが大きく違います。加えて、海外銘柄には為替スプレッドなどのコストも国内銘柄以上にかかるので、海外に興味があるなら、品揃えと同時にコストの比較も欠かせません。

その他、単元未満株商品を取りそろえている証券会社もあり、少額の資産を運用する投資家には人気です。

(投資サポートは大差なし)
総合証券でもオンライン証券でも、株式投資の基本(取引方法・売買のタイミング・銘柄の選び方等)についてのオンラインセミナーを用意しています。会社四季報を無料で提供してくれる証券会社もありますが、サポートに大差はありません。

では、リアルで営業に相談した方が良いのでしょうか?答えはNOです。

もちろん証券会社にはリアルタイムで市場情報が入ってきますし、発行企業の幹事会社を務めている証券会社なら企業業績に関する情報も入手しています。そうした豊富な上場を駆使して、相場の動向を絶え間なく読み続けているのです。

でも、そんな大切な情報を、一投資家に教えてくれると思いますか?というより、窓口の営業だって蚊帳の外にいるはずです。そんな営業クンに相談しても、何か売りつけられるのがオチです。

株式に関する必要な情報は自分の手で収集・整理して、自分なりの考えで吟味したうえで資産運用に役立てましょう。


-口座開設の手続き

証券会社が決まったら、口座を開設しましょう。といっても、そんなに面倒なことではありません。最近の口座開設は、WEB上ですべての手続きを済ませられるようになっています。

本人確認書類やマイナンバー書類もスマホで撮影してアップロードでOKです、昔に比べてずいぶん楽になりました。申し込みから3-4営業日で取引を始められるようになります。

注意しなくてはいけないのは、口座種類の選択です。口座の種類のは、一般口座・特定口座の源泉なし、特定口座の源泉ありの3つがあります。

口座開設者の8割が特定口座の源泉ありを選んでいます。源泉ありを選べば、確定申告・納付の手間も省けて楽なのが最大の理由です。

ただし源泉ありを選ぶと、払う必要のない税金までかかってしまうことがあります。例えば給与所得が2000万円を超えるサラリーマン(広告代理店の局長クラス以上でしょうか)でなければ、20万円以下の株式売却益には税金がかかりません。

そうしたリスクを避けるためには、特定口座の源泉なしを選びましょう。特定口座なら、確定申告に必要な資料は、すべて証券会社が郵送してくれます。


②資産の中身を知る


資産運用といっても、投資先は国内株式とは限りません。主な投資先としては国内株式・海外株式、国内債券・海外債券の4種類に分類できます。株式には価格変動リスク・海外資産には為替変動リスクが付きまといます。両方のリスクを伴わない国内債券が最も安全です(銀行預金と同じです)。

これらの資産にはそれぞれ弱み・強みがあると言われています。

これは一般論ですが、株式はインフレ時に値上がりし、デフレ時には値下がりします。逆に債券はデフレに強くインフレには弱いと言われています。

日本では10年以上デフレ経済が収まらないので、日経平均株価もあまり値上がりしなかったのです。

為替相場はどうでしょう?円高が進む中では、海外株式・債券は目減りしてしまいます。円安時こそ海外資産は強みを発揮するのです。

今までのデフレ・円高経済を前提とすると、国内債券(または銀行預金)で資産運用するのは、ある意味正解だったのです。では3年後は?10年後は?いまのステータスがこのまま続く保証はありません。だから将来を見通しての資産配分(ポートフォリオ)が必要です。


③少額を株式に投資する

それでもポートフォリオはお金持ちの悩みです。資産運用初心者は、まず株式に的を絞り、とりあえずは少額から投資することから始めましょう。

積立金額が増えてきたら徐々に銘柄を増やし、海外株式にも手を拡げていきましょう。やがて500万円、1000万円と資産が築けたら、その時点でポートフォリオを考えればよいのです。

(株式を買い付ける)
さて、では実際に株式を買い付けてみましょう。

まず、株式口座にお金を入金します。インターネットを活用すれば、毎回の手数料もかかりません。まとまったお金を入金しても、毎月少しずつ貯めても構いません。

ある程度口座にお金が貯まったら、いよいよ株式の買い付けです。

(買い付けに必要な金額)
大根は1本から買えます。なすは1かご、イチゴは1パックです。株も同じで、1株から買えるわけではないのです。株を買い付けることが出来る最低単位を単元株といい、多くの銘柄が昔は1000株を単元株としていました。

例えば、三井不動産の株価は2500円ですが、かつては1000株が単元株でしたので、買い付けには最低でも250万円の資金が必要でした。平成29年4月からは、これが100株に引き下げられ、25万円での買い付けが可能になりました。

他の上場銘柄の多くも、ここ何年かで単元株が引き下げられ、一挙に買い付けやすくなったのです。

上場3600銘柄のうち約半数は15万円以下での買い付けが可能で、約500銘柄は何と5万円以下で買い付けることができます。

(ばら売りを使いもっと低い単価で買い付ける)
一部の証券会社では、単元未満株投資を個人顧客向けに取り扱っています。単元未満株投資とは、スーパーのばら売りと同じで、一山10本200円で売っているキュウリを、1本20円で売ってくれるイメージです。

つまり100株という単元株を、1株単位で証券会社が「ばら売り」してくれるのです。もちろん配当金を受け取ることができます。品揃えも問題なく、一部を除き3200銘柄近くが取り扱われています。

このばら売り、つまり単元未満株取引を利用すれば、例えば2500円あれば三井不動産株を売買できます。ただ一点注意が必要なのは、手数料です。通常のWEB取引での売買手数料は0.1%未満ですが、ばら売りの場合の手数料は0.5%前後で割高です。

ですので、短期で売買を繰り返す投資家には単元未満株取引は向いていません。一方で、4-5万円で株を始めてみよう、ある程度長期で保有しようという個人投資家には有力な選択肢です。


④儲ける仕組みを知る


株の最大の魅力は、値上がりによる売却利益です。大きくトレンドに乗った場合には、2倍3倍といった株価上昇も夢ではありません。この売却益をキャピタルゲインと呼んだりもします。

一方で株式は、値下がりすることも同じ確率で起こりえます。あっという間に半値以下に下落することも珍しくないのです。こうした値下がりによる損をキャピタルロスと呼びます。

株式投資による利益はキャピタルゲイン(ロス)だけではありません。配当と呼ばれるインカムゲインです。
大手企業は、多少業績がぶれても安定配当を続けることが多いので、ある程度一定のインカムゲインが期待できます。上場銘柄の中には3%以上の高配当銘柄も400以上あります。

3%の配当を10年受け続ければ30%にも達します。長期保有の環境下では、こうしたインカムゲインがキャピタルロスのリスクを埋めてくれます。

最期に人気の株主優待ですが注意が必要です。例えば某ファーストフードチェーンの配当利回りは0.78%、優待が充実している銘柄は往々にして配当利回りが低いのです。


最期に-30.9%から抜け出そう

日本人は貯め込むのが好きな国民性です。1989年に初めて1000万円を超えた一人当たりの金融資産残高は、その後も一貫して増え続け、今や1800万円に達しています。3000万円を超えるお金持ちも、25年前の6.8%から14.8%に増加しています。

ところがその一方で、すっからかんという家庭も増えています。1980年代までは、金融資産ゼロという家庭は3%前後に過ぎませんでした。その後徐々に増えていき、今では30.9%に達しています(「家計の金融行動に関する世論調査」より)

あなたはこの「30.9%クラブ」に入っていますか?では、まずそこから抜け出し、資産運用を始めましょう。

「収入も少ないし、生活に余裕がないよ」

わかります。でもムダな支出はありませんか?タバコ1箱やめれば、1日400円節約できます。毎日コンビニでお菓子を買ったりペットボトルを買ったりするのを我慢し、「つもり貯金箱」に貯金しましょうよ。

そんなに大きな金額でなくていいんです。最初は1-2万円から始めてみましょう。それでも30年経てば元金だけで500万円もの資産が形成できるのです。


初心者が資産運用で成功するためにやるべき5つの投資法

NISA口座の5年経過後の扱いはどうする?

定期預金とは?低金利時代に定期預金を始める3つのメリット


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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