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夫婦別財布のメリットとデメリット。有効な家計管理方法とは

2017/09/22 家計・節約 生活費
この記事は約 9 分で読めます。

夫婦のお金は誰が管理をしていますか?最近は共働き家庭が増えていることもあり、夫・妻それぞれ別財布で管理しているというケースが増えてきました。夫婦別財布と共通財布ではどちらが家計管理に適しているのでしょうか。メリットとデメリットを見て、最適な方法を選んでみましょう。


夫婦別財布と共通財布


夫婦別財布の家庭は夫と妻、それぞれの収入を自分の財布で管理します。住宅費用や水道光熱費、子どもの教育費などの家計の共通支出は、夫婦で話し合い担当を決めてそれぞれが支払います。残りは基本的にお互いに干渉しないお金として自分で管理し、それぞれで自由に使っている夫婦がほとんどです。

夫婦共通財布の家庭は、夫の収入と妻の収入をひとつにまとめて家計を管理します。家計用財布をつくり、そこから必要なお金を使っていくイメージとなります。お互いの収入を合わせる共通財布は、個人で自由に使えるお金をつくるために「お小遣い制」を取り入れている家庭が多くなります。

ちなみに、2017年1月のマイナビニュースでは、共働き世帯の夫婦の財布事情は

別財布の家庭 48.2%
共通財布の家庭 51.8%

と、半々くらいの割合になっています。

参考サイト:http://news.mynavi.jp/news/2017/01/27/172/


夫婦別財布のメリットとデメリット

夫婦別財布の最も大きなメリットは、自分の収入を自分で管理できるというところです。夫婦それぞれで収入がある家庭では、自分で稼いだお金はパートナーに干渉されたくないという傾向にあります。夫婦別財布にすることで家計の共通費用を支払えば残りは自由に使うことができるため、結婚していても気兼ねなくお金を使えます。

一方で、大きなデメリットは家計全体が把握できないことにあります。別財布の家庭は、相手の年収を知らない、自分の年収を教えたくないという場合も多いので、収入に対して貯金額が少ないという家庭もあります。夫と妻のそれぞれが倹約家であれば問題はありませんが、浪費癖が見られるとお金が全く貯まらないという状態をつくってしまいます。

夫婦別財布のメリット・デメリットをまとめると次のようになります。

メリット
・自分が稼いだお金を自由に使える
・家計管理を分担することでひとりの負担を減らせる
・個人的な貯金ができる
・相手の金銭感覚に合わせなくても良い
・金銭的に束縛されない

デメリット
・家計全体の収支の把握が難しい
・貯金が貯まりにくい
・家計の支払いを分担しなくてはならない
・家族の外食費などの支払いでもめることがある


夫婦共通財布のメリットとデメリット

共通財布の大きなメリットは家計全体の収支を把握できるため、無駄な出費をなくせる、貯金を増やせるということです。お互いの年収を公開することで、どのぐらい貯金ができるか、支出が多いから節約を取り入れるなど、家計の管理プランを立てやすくなります。

一方、大きなデメリットは、自由に使えるお金が限られていることです。自分が稼いだお金でも「家計のお金」として扱うため、欲しいものがあってもすぐに買うことが難しくなります。また、お金の使い方をお互いに合わせなければならないので、大きな買い物などはパートナーに承諾を得る必要があります。

夫婦共通財布のメリット・デメリットは次のようになります。

メリット
・家計の収入と支出の把握ができる
・収入を把握した上で貯金額を決められる
・家族で節約ができる

デメリット
・自由に使えるお金が少ない
・お小遣いの金額に不公平さを感じる
・家計の管理が妻か夫のどちらかの負担になりやすい


【ケース別】夫婦の家計管理方法


夫婦別財布にしても、共通財布にしても、共にメリットとデメリットがあります。家計を管理するには、夫婦の生活スタイルやお金の使い方に合った方法を取り入れることが大切です。


共働きで夫婦別財布の場合

夫婦別財布は家計全体の収支の把握が難しくなりますが、家計管理の負担を分担できるというメリットがあります。共働き家庭の場合はお互いがフルタイムで働いているために、家計を分担することで「どちらかだけに管理の負担がかかる」ということをなくせます。

夫の収入から住宅費と水道光熱費を支払い、妻の収入から子供の習い事や塾費用を支払うなど支払い項目を分けることで管理がスムーズになります。支払い項目の分け方は収入が多い方が多めに支払うなど、家庭によってさまざまです。

ただ、夫婦別財布は貯金が増えにくいというデメリットがあることを忘れてはいけません。毎月の支払いだけを分担し貯金はそれぞれに任せるというケースもありますが、これでは家計としての貯金額を把握することができません。また、貯金意識の低いパートナーであると、相手に任せっきりにしてしまうという危険もあります。

夫婦別財布で貯金を確実に増やすには、共通の貯金口座をつくることをおすすめします。それぞれ、毎月の収入から決まった額を必ず貯金口座に移すことで、お互いが把握しながらお金を貯められます。

もしお金を貯めるのが苦手、お金はあるだけ使ってしまうという場合は、自動積立預金を取り入れてみましょう。


専業主婦家庭で夫婦別財布の場合

夫の給料がメインで妻は専業主婦、もしくはパートタイムで働いているという家庭でも、夫婦別財布を取り入れているところはあります。

主に夫の給料で生計が成り立っている場合は、夫が自分の収入を管理して、その収入の一部を1カ月の生活費として妻に渡す方法が多くなります。夫から渡された生活費は、食費や日用品費、子どものためのお金など、管理を任されたものに使います。残ったお金は基本的に妻のお小遣いになり、自分や子どものために自由に使っている方が多くなります。

このように、専業主婦家庭で別財布を取り入れる場合は、夫婦それぞれで財布の役割を分担して家計を管理していきます。

ただ、夫が自分の収入を管理している家庭はお金による力関係ができやすいので、妻が家計を把握しにくいというデメリットがあります。夫が浪費家で節約ができない、家の貯金がいくらあるのか教えてもらえないなどの問題を抱えることも少なくありません。

反対に、妻が浪費家というケースもあり、決まった生活費だけでは足りないときや、節約する意識が低い場合は夫が自分の財布から追加の生活費を補填しなければなりません。

夫婦のどちらか片方が収入を管理すると、こうしたお金のトラブルが生じることもあります。そのため、別財布を取り入れるときは、大まかな家計の流れをお互いに把握する工夫が必要になります。


共働きで夫婦共通財布の場合


共働きで共通の財布にするときは、夫婦の共通口座をつくりお互いの給料を合わせます。基本的に家計の支払いは共通口座のお金から引き出すので、夫が住宅費を支払い、妻が通信費を支払うというように、家計の支出を分担することはありません。お互いの年収も公開するので、全体でどのぐらいの収入があり、どのようなことにお金を使っているのかを夫婦で把握できることがメリットです。

夫婦別財布と異なる点は、「自分だけのお金」という区分がないことです。そのため、好きなことにお金が使いづらいということで、「お小遣い制」を取り入れている家庭が多くなります。毎月のお小遣いを夫婦で決め、自由に使えるお金を設定することで共通財布によって起こるストレスを軽減できます。

お小遣い制を取り入れていない家庭は、必要なものがあるときはパートナーに伝えて欲しいものを購入する、財布が空になったらいくらかお金を補充するなど、ルールを決めてお金を使うと良いですね。

また、共通財布は自由に使えるお金が少ないというデメリットと同時に、家計の管理をパートナーに任せっぱなしにしてしまうという傾向が強くなります。家計は夫婦の片方だけが把握しても節約や貯金の増加にはつながりません。共通財布にするのであれば、そのメリットを活かして家族で協力すると無駄な支出をなくせます。大きく貯金を増やしたいときにおすすめの管理方法ですよ。


専業主婦家庭で夫婦共通財布の場合

専業主婦で共通財布を取り入れる場合は、お金の管理を妻がしているという家庭が多くなります。毎月、夫の給料が入ったら、その中から生活費や貯金を振り分けてやりくりをしていきます。

基本的な家計の管理方法は共通財布の共働き家庭と変わりませんが、お小遣いを取り入れるのは夫のみという家庭が多くなります。専業主婦は特別にお小遣いを設定していないというケースが多く、妻の欲しいものは生活費が余ったらそこから使うというスタイルがほとんどです。そのため、お小遣いがない代わりに節約に勤しむ主婦が多く見られます。

専業主婦やパートタイムで働く妻は、家計の管理も主婦の役割のひとつとなります。家計管理が妻の役割になることで、夫は全く家のお金に関わらないという家庭も少なくありません。そうなることで、夫が節約してくれないためにやりくりが困難と妻が不満を抱える、夫は収入に対してお小遣いが少ないなどのストレスを抱えやすくなります。


夫婦別財布と共通財布はどちらが良いか


夫婦別財布はお金の管理を分担できる、自由なお金が増えるなどのメリットがあります。対して、共通財布はお互いが家計を把握しやすい、貯金を増やせるなどのメリットがあります。

そのため、どちらかを採用するよりは、両方のメリットを取り入れてデメリットをカバーすると良いでしょう。家計をきちんと管理しながらお金の使い方に余裕を持たせると、自由なお金がないというストレスを防げます。

将来のために貯金を増やしたいときは、家計を管理しやすい共通財布がおすすめです。しかし、自分の年収をパートナーに伝えたくない、お金の使い方を相手に干渉されたくないという人もいるでしょう。

その場合は、お互いの収入はオープンにせず、共通の家計用口座と貯金用口座をつくり毎月決めた金額をそれぞれ口座に移します。家計の支出は共通口座から使うことで、生活費の無駄遣いを防げます。

・共通の支出と貯金は夫婦で共有する
・自由なお金はそれぞれ確保する

この2つをポイントにすることで、別財布と共通財布のメリットを活かせます。


夫婦で家計を管理するには

夫婦別財布は自分が稼いだだけ自由に使えるお金が増えるので、仕事に対するモチベーションアップにもつながります。そのため、共働き家庭には暮らしを楽しむためにもメリットのあるお金の管理法と言えるでしょう。

ただ、自由に使えるお金を増やしたいあまりに、家計の管理が疎かになってはいけません。夫婦で家計を把握し貯金を進めていくことは、将来的にとても重要なことです。

共働き家庭は収入が確保できる分だけ、無駄な支出が多くなりがちです。貯められるときにしっかり貯金をして、将来の資金を作っていきましょう。


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ライター紹介

小野みさ代

小野みさ代

株式会社One's Brain 代表
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