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起業家ってどんな人?成功の秘訣を考える

サラリーマン世界で出世するのに、カリスマ性は必要ない、むしろ妨げになると言われています。どちらかというとバランス重視で、社内外で良好なネットワークを築き、スケジュールや予算をマネジメントできる人物といった感じでしょうか。

組織の中で求められるリーダーシップって、ぐいぐい引っ張るというよりも、自分の部署内や他の部署と上手にコミュニケーションを取りながら、一致協力して目標を達成することを指すんですね。これはビジネスモデルも組織も出来上がっているから成り立つのかもしれません。

独立して一からビジネスを起こすとなると、そうとばかりも言っていられません。起業家は、自らが率先して作り上げていかなければならないのです。特に起業したてのうちは、まず商売を軌道に乗せなければ、キャッシュが入ってこないのであっという間につぶれてしまいます。

バランスだの良好なネットワークだのコミュニケーションだの、能書きを垂れている場合ではありません。

「僕の前に道はない、僕の後に道ができる」(高村光太郎 道程より)

起業家は道なき道を歩み、道を切り開いていかなければなりません。

そんな起業家とはどんな人物でしょうか?そして成功の秘訣は何か?今回はそんなことをみなさんと考えてみたいと思います。


なぜ日本の起業は少ないのか


日本での開業率は約4%強の水準で、国際的に見ると最低の水準です。イギリスでの開業率は10%、フランスではなんと15%に達します。ちなみにアメリカでも10%で、日本よりはかなり高い水準です。

どうして日本では起業に踏み切らないのでしょうか?中小企業庁のアンケート調査によると、起業に踏み切らない理由として、「起業後の生活に不安がある」の他に、「身近に起業した人を知らない」「起業に必要な知識・経験・能力が身についていない」といった声があがっています。

つまり、起業の背中を押すきっかけになるモデルが、身近に存在しないのです。

かつての名横綱北の湖や北の富士は、大鵬にあこがれて力士になり、大鵬の背中を追いかけて精進を重ねたと言われています。大鵬の名声は海を越え、モンゴルの相撲好きなダワージャルガル少年の心を捉えます。やがて少年は日本で力士をめざします。四股名は、大鵬から一文字いただき、「白鵬」と名乗ります。

アスリートたちは身近なモデルを「いつかは乗り越えたい」目標として見据えるのです。だからこそ、苦難に打ち勝ち栄冠をつかみ取ることが出来るのです。

起業も同じです。このコラムで何かが変わるわけではありませんが、みなさんのうち何人かでも、成功する起業家の行動パターンや思想に触れ、自らの青写真を描く参考にしていただけるのなら光栄です。


大富豪ロックフェラーの歩んだ道-なぜロックフェラーか

ロックフェラーは、著名すぎるアメリカの大富豪です。たった一代で身を起こしスタンダードオイルを創業、一時は全米の石油の9割を独占します。彼がため込んだ財産は天文学的で、当時のアメリカ全体の富の1.5%を所有していたと言われています。同時に晩年はなぜか慈善活動に没頭、財産のほとんどを自らが創設したロックフェラー財団に投じます。

徹底した利益至上主義やビジネスにおける冷酷ぶりは今でも語り草であり、周囲から親しまれるような伝記中の人物ではありません。しかし彼の生きざまは、ビジネスの本質は何か、成功するための秘訣は何かを教えてくれるのです。

成功の秘訣1:勤勉
〇快楽に溺れる人生ほどつまらない生活は思い当たらない
〇ビジネスで成功する秘訣はごく平凡である
〇いかなる種類の成功にとっても粘り強さほど大切なものはない。

ロックフェラーは学生のころから七面鳥を育てたり、野菜を売ったりと家計を育ててきました。彼は決して高学歴なわけではありません。専門学校でこつこつと簿記を学び数字に対する感覚を磨いていきました。

16歳のころには簿記助手として仕事に就き、誰よりも働き、会社の全てに精通するまでになったそうです。

特別な才能があるわけでもないロックフェラーは、ひたすら勤勉に働き続けることで成功のきっかけをつかんだのです。

成功の秘訣2:倹約
〇10セントを大切にしない心が、君をボーイのままにしているんだよ
〇金を稼げるだけ稼ぎ、維持できるだけ維持し、与えられるだけ与えるのは男の義務である
〇よし、金銭の奴隷になるのはもうやめた。ひとつ、金銭を奴隷に使ってやろう

ロックフェラーは、若いころから10万ドルを貯めることが人生の目標だと語り続けてきました。今の価値にすれば、100億円といったところでしょうか。彼は大した趣味も持たず、贅沢せず、稼いだお金をコツコツと貯め、ビジネスを大きくしていったのです。

成功の秘訣3:志
〇金持ちになりたい一心から出発しても成功しない、志はもっと大きく持つべきだ
〇成功したいのなら、踏みならされ受け入れられた成功の道を行くのではなく、新たな道を切り開きなさい
〇私はいかなる失敗も、チャンスに変えるよう常に努力してきた

ロックフェラーは、ただ馬車馬のように働き続けて成功したわけではありません。彼が初めて独立し、クリーブランド周辺で農作物ビジネスを営んでいた頃、オハイオ州では石油の精製が始まっていました。ロックフェラーは、この石油に将来の可能性を見出したのです。

彼が多くの石油企業を買収してきたのは、次世代エネルギーの石油を配送網でつなげるサプライチェーンを実現したかったからだと言われています。

勤勉、倹約、志、いずれも当たり前のことに聞こえますが、人間それが徹底できないのです。成功するには、日々この3つが実践できるよう、工夫を凝らすことが欠かせません。


松下幸之助-みんなで儲ける


松下幸之助は、グローバル企業パナソニックを興した立志伝中の人物です。

幸之助は尋常小学校を4年生で中退し、丁稚奉公として火鉢店や自転車屋で働きます。苦労しながら電気ソケットの工場を興し、世界屈指の電機メーカーに育て上げたのです。ちなみにこの創業の地(大阪市東成区の玉津)には、今でも創業碑が残っています。

幸之助が何よりも大切にしてきたのが、「共存共栄」の精神です。この精神を大切にしてきた数々のエピソードは、今でも語り継がれています。

(名刺配り)
ある工場主任は、「社長はん(幸之助のこと)は、得意先を訪れるときに大量の名刺を持ち歩いている」との噂を耳にしていました。そしてある日、主任は幸之助に同行して地元大阪のデパートへあいさつ回りに出かけることになり、その秘密を知ることになります。

「松下電器です、よろしゅうお願いします」幸之助はデパートの家電売り場をくまなく回り、店長だけでなくレジやバックヤードのスタッフにまで名刺を配ったのです。

幸之助は主任に語り掛けます。「工場でのモノづくりはもちろん大切や、そやけどそれ以上に販売店や買ってくれるお客さんのことを良く知り、大切にせなあかんのや」

(ビジネスを通じて社会を豊かにする)
起業の目的は、あくまで利益の追求にあります。ただし、「自分が儲かりさえすればそれでよい」と誰しもが考えたら、世の中は上手く回りません。

企業の役割について、松下幸之助はメッセージを残しています。

「企業が一時的に栄えることはあるかもしれないが、それでは長続きしない。ともどもに栄えるというか、共存共栄の精神がなければ、真の繫栄・発展はあり得ない。それが社会の理であり自然の理である」

口先だけでいっているわけではありません。幸之助はちゃんと実践しているのです。

松下は、創業間もないころからヒット商品を開発することで名を挙げてきました。その一つである電気ソケットは、地下足袋や亀の子束子と並んで「大正期の3大ヒット商品」と言われています。

松下は、高周波ラジオの特許も他社に先駆けます。ところがなんと幸之助は、ラジオの特許技術をライバルに公開してしまいます。理由は「その方がラジオの普及を促し、世の中の役に立つ」。信じられますか?

でもそのことが逆に幸之助に対する信頼の輪を拡げ、松下電器発展の礎になったのです。


本田宗一郎-相棒


起業を志す人なら、本田宗一郎の名前は当然知っているでしょう?天才的なバイク屋の宗一郎は、浜松の自動車修理工場で成功するものの、それには飽き足らず、バイク製造を立ち上げます。本田技研はやがて世界屈指の自動車メーカーに成長します。

1961年には世界的な競技であるマン島レースで優勝、今も残るスーパーカブやCB750、CB400といった名車を次々に世に出し、宗一郎は世間をあっと言わせ続けます。

宗一郎は根っからの天才エンジニアです。ただし、彼一人の力で「世界のホンダ」が軌道に乗ったわけではありません。表の顔である宗一郎の影で、会社の経営を支えてきたのが藤沢武夫です。

経営に無頓着な宗一郎に替り、藤沢はバイク小売店系列を整備します。そのおかげで、乱売を防止すると同時に、代金回収がスムーズに進むようになります。

宗一郎は会社の実印を藤沢に預け、自身はもっぱらバイクいじりに専念します。

どんな起業家でも万能ではありません。むしろ天賦の才に恵まれている人ほど、マネジメント能力が低かったりします。それを補うのは外ならぬ「相棒」なのです。


最後に-成功する起業家は信心深い

最後にもう一点、多くの成功する起業家の共通点が「信心深さ」です。

少し前のことですが、時代の最先端を行く福岡のWEBコンサルティングが、何と執務フロアに神社を建立して、話題となりました。

「先端企業がなぜ」と思うかもしれませんが、神社での祈りが社内外の一体感を育て、意思疎通を活発にするのだと言われています。そうした雰囲気作りが起業の成功へとつながるのです。

三重県鈴鹿市にある椿大神社は、松下幸之助が足しげく通ったことでも知られています。有名なパワースポットですが、確かに個々の神社は霊峰というかすがすがしい空気に満ちています。幸之助もここでエネルギーをもらい、商売繁盛の礎を築いたのでしょう。

先ほど紹介したロックフェラーも、キリスト教プロテスタントの一派であるバプテスト教の信者として有名です。若いころから給料の10%をずっと教会に寄付し続けてきた話は有名です。

オカルト的な意味ではなく、信仰が成功を支えてきたといえるのではないでしょうか。

起業家としてドライな世界を生きながらも、寧ろだからこそ、信じる何かを持ち続けるのが大切なのかもしれません。


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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