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先入観に惑わされない!外貨預金のデメリットとFXの活用法

休みの日、突然自宅にかかってくる電話、慌てて取ると「○○証券です!」ムカついて、さっさと電話をきってしまう、そんな経験をした方も多いでしょう。

ところが電話の主が「△△銀行です!」アー、給料を振り込んでる銀行じゃん、取り敢えず話を聞いてみよう・・

この差はどこから来るのでしょう、証券会社で連日飛び込み営業にいそしむ新入社員のみなさんは、ほんと大変ですね。あっ、銀行の電話営業の方ももちろん楽ではないと思いますが。

日本人は、権威やブランドにことのほか弱いのです。メガバンクや県内トップの地銀の名前を出せば、それだけで信用する人は今でも大勢います(銀行に勤める親戚から聞いた話なので、間違いないでしょう)。

本業の融資先探しが行き詰まる最近の銀行、最近はその信用を武器に、さまざまな金融商品を売りまくって手数料を稼いでいます。そして一押し商品の一つが外貨預金です。

デメリットばかりの外貨預金には入らないとしても、さりとて一方で海外の高金利メリットを享受する方法はないのでしょうか。

今回はそんな外貨預金が抱えるさまざまなデメリットをひも解くと同時に、FXを通じた高金利ゲットの裏技について紹介します。


いつまで日本人は超低金利で我慢するのか


日経平均が19000円超えで大納会を迎えたこともあり、2016年の個人金融資産は1800兆円に乗りました(日銀発表の資金循環統計による)。

一方でその内訳を見ると、その8割は預金・保険の安全資産が占めています。その預金のうち、その殆どは金利がほとんど付かない国内銀行預金です。

これだけの金融資産を抱えながら、大多数の人が金利無しで我慢しているのです。確かにこれは珍現象です。

ちなみに大手都市銀行の定期預金利息は、みんな足並みをそろえて0.01%です。100万円預けて利息は僅か100円です。これはもはや資産運用とは呼べません。

一部の資産家は利息の高いネット銀行を指向していますが、それでも金利は0.1%といったところです。

一方で海外に目を転じると、アメリカの銀行預金金利は、10年物で2.7%前後、5年物で2.4%前後といったところです。アジアなど新興国はもっと強烈で、ウズベキスタン(20%!)といったハイリスクな国は別としても、トルコの場合は10%、インドネシアでも7%とかなり魅力的です。

時代はグローバルなのですから、通貨の壁を超えて、高金利メリットを享受する方法は無いものでしょうか?


個人金融資産のうち外貨建ての割合は?そしてその内訳は?

個人金融資産のうち、外貨建て資産は3%、金額にして47兆円です。この割合はここ数年変わっていません。これだけ国内が低金利でも、日本人の国内指向は変わらないのです。

外貨建て資産のうち外貨預金は6兆円前後で、外貨建て資産に占める割合は2割以下です。都市銀行が海外貸し出しへの対応もにらんでキャンペーンを張るなど力を入れた割に、さほど伸びている訳でもありません。

一方で、為替に敏感に反応する層のFX取引(外国為替証拠金取引)は確実に拡がっています。FXは短期取引であり、資産残高に占めるウエイトは大きくありません。ただし取引数量は増加につれ、資産残高も確実に増えています。


コストがデメリットの外貨預金

外貨預金のデメリットはコストです。

外貨預金でもFXでも、円を外貨に換えるとき、外貨を円に戻すには為替手数料がかかります。

ただし、一般的に外貨預金の為替手数料は高額です。

例えば米ドルの場合、メガバンクの為替手数料は片道1円・往復で2円です。1ドル100円とするとその率は2%です。ただしインターネットバンキングを使えば往復で0.5円、率にして0.5%です。

基軸通貨のドルは比較的為替手数料が安く、ブラジルレアルだとこれが往復で2円、1レアルが33円前後ですから、その率は6%にも達します(銀行によってはステージ(取引実績)によって為替手数料が安くなりますが、相当ハードルが高く、庶民には縁遠い話です)。

レアル建て外貨預金の金利が5%なので、ほぼ1年分の金利を為替手数料が喰ってしまう計算です。


FXは低い為替手数料が魅力


一方、FX取引での為替手数料(スプレッドと呼ばれる)は低く抑えられています。FXは短期に取引を繰り返し、かつ、(例えばドルなら)1円2円といったごくごく小さな値幅で利ザヤを稼ぐため、為替手数料が高くてはそもそも取引が成り立たないのです。

スプレッドはFX取引会社によっても異なりますが、最安なら米ドルを10000ドル取引した場合に20円(率にして0.002%)にまで抑えられます。高金利通貨南アフリカランドの場合でも、スプレッドは99円(率にして0.12%)にまで抑えられます。


スワップポイントねらいのFX取引とは

(スワップポイントとは1日単位で受け取る利息のこと)
FX取引は、極めて短期間での取引を基本としており、何日間もポジション(売り買いの残高)を持ち続けることを「塩漬け」と呼んで嫌います。

そして基本的には日々の為替変動による利ザヤを狙って利益を稼ぎます。

ところが、最近は長期間、下手をすれば1年でも2年でもポジションを抱えて利益を出す手法が流行しています。

長期投資で狙うのは、為替変動による利ザヤではなく、スワップポイントです。

FXでは、南アフリカランドやトルコリラなどの高金利通貨も取り扱っています。こうした通貨をFX取引でロングポジション(買い)を抱えた場合には、1日単位で円と現地通貨の金利差を受け取ることができます。これがスワップポイントです。

(利回り計算シミュレーション スワップポイントの場合)
スワップポイントは取引会社によっても異なるし、日々変動もします。あくまで目安として南アランドで1万通貨(1万ランド)、1年間運用したケースをここでは紹介します。

南アランドで1万通貨分のスワップポイントは、条件の良い会社で1日19円、約8万円のポジションを1年間持ち続けた場合、スワップポイントの額は6900円に達します。一方でスプレッドは120円ですから、残額は差し引き6780円、実質的な利回りは約8.5%です。

南アの現地預金金利が、高いものでも8.9%であることを考えると、ほぼ遜色ない水準です。

(利回り計算シミュレーション 外貨預金の場合)
外貨預金の場合、高いところで金利は6.5%です。低いとはいえ、FXと比べて悪くない金利で、1万ランド預けておけば5200円受け取ることができます。

問題は為替手数料で、安い銀行でも片道0.3円、往復で0.6円(1万通貨で6000円)、率に換算すると7.5%です。5200円から6000円差し引くと、実質的な利回りはマイナスです。

上記のように、外貨運用を考えるなら、スワップポイントねらいのFX取引の方が圧倒的に有利です。


レバレッジを使ったスワップポイント稼ぎ

さらにFX取引を使って、スワップポイントを荒稼ぎする方法があります。

レバレッジです。

レバレッジとはもともと梃子の意味で、少ない労力で、城の石垣を築く石だって動かすことができます。

投資の世界では、少ない資金で大きな取引ができる仕組みをレバレッジと呼びます。つまり借金をするのです。

レバレッジは、株やFX取引だけでなく、不動産信託の賃貸事業や一般的企業の事業活動にも使われます。

例えば1000万円の元手で9000万円借金し、1億円を不動産賃貸に投資したとしましょう。5%の利回りなら利益は500万円で、元手は1000万円ですから実際の原資に対しての利回りは50%に達します。10倍のレバレッジを利かせたので、利回りも10倍になるのです。

FXの場合、金融庁の規制によりレバレッジの上限は25倍とされています。上限いっぱいはやりすぎとしても、10倍のレバレッジで南アランドに10万通貨(約80万円)投資したとします。その時の証拠金(拠出するお金)は1万通貨分の8万円です。この場合、年間スワップポイントはスプレッドを差し引いても67800円に達します。

このケースでは、実質利回りはなんと84.75%です。たった1年間でほぼ倍返しになる計算です。レバレッジの原理で利益も10倍になるのです


スワップポイント稼ぎのリスク


ところが10倍のレバレッジは、損失も10倍に拡げます。FXで生じる損失とは、為替変動による損失です。

例えば、南アフリカはダイヤモンド・金といった貴金属や石炭・鉄鉱石など鉱物の産地として有名であり、経済の多くをこうした資源に依存しています。そのため、資源価格の変動により急に景気が良くなったり悪くなったりするのです。

最近は資源価格の低迷が続いたことにより、経済は低迷気味です。

為替はどうでしょう?2年前にはランドは10円を超える水準でした、これがたった1年間で7円を切る水準(3割ダウン)まで落ち込み、現在は8円をやや超える水準をうろうろしています。それでも2年前に比べると2割近く落ち込んでいます。

ちなみに、FXはロスカットといって、損失が証拠金を超えると、証拠金没収のうえポジションが清算されてしまいます。

10倍のレバレッジをかけていると、1割ランドが値下がりしただけで、ロスカット発動です。

元も子もなくなるとはこのことです。


リスクを避けたスワップポイント稼ぎとは

もちろんFXは為替取引ですから、リスクをゼロにすることはできません。

それでも、リスクを極力小さくはできます。

まずレバレッジはかけるにしても、抑えめにしておきます。個人的には、せいぜい2倍または3倍といったところでしょうか。

もう一つのキーワードは分散です。分散といってもいろんな手法がありますが、投資先を分散するのは、投資初心者には難易度が高いでしょう。

もう一つ、投資者にもとっつきやすいのが「タイミングの分散」です。
そうではなく、例えば投資規模が10万通貨だとしたら、1-2か月に1万通貨ずつ小出しにポジションを取るのです。そうすればポジションを取った相場が分散されるのです。

それでも為替リスクから逃れることはできませんが、高値でポジションを張って、とんでもない大やけど、下手をするとロスカットといったアクシデントは回避できます。


最後に-理屈では高金利通貨の為替は下落するはず・・・だが

高金利の国は、インフレ率も高い。

そうした国の通貨は、毎年のように下落していく。

だから、高金利通貨のスワップポイントで稼ごうとしても、やがて為替損失で相殺されてしまう。

というのはよく語られる通説です。

本当でしょうか?

例えばインドネシアルピアの場合、5年前の2012年は0.8円でしたが、現在ほぼ同じ水準です。一方で5年分のスワップポイントは30%に達します。

高金利=インフレ論は、大事な視点を見落としています。それは新興国の高い経済成長です。将来の成長への期待が金利に、そしてスワップポイントに映し出されているのです。


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ライター紹介

by マネーの神様編集部

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ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

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