1. TOP
  2. 成功する業種は何か?ストックビジネスって?起業の秘訣を考える

成功する業種は何か?ストックビジネスって?起業の秘訣を考える

昭和30年代、40年代はいわゆる自営業者が身近にたくさんいました。小学校の同級生は家が駅前の文房具屋さんだったり、クリーニング屋さんだったりしました。出前を頼んでいた中華料理店も、立ち読みをしてはたきをかけられた本屋さんも、お菓子を買っていたパン屋さんも同級生の親が経営していました。

何軒もあったお店で、今残っているのはたった1軒だけです。個人のお店だった跡地は、銀行・パチンコ屋・大手ファーストフードのチェーン店等に変わりました。

私たちの周りから、自営業者は確実に減りつつあります。昭和40年代には、働いている人の5人に1人は自営業者でした。それが現在は10人に1人を切っています。

新しくビジネスを起こそうという起業家も減り続け、開業率も昭和30年代には12%でしたが、今では4%前後をうろうろいます。ちなみに海外先進国は、フランス15%、イギリス11%、アメリカ9%といずれも日本の倍以上です。

起業を希望する予備軍も、減少傾向が止まりません。起業に興味があっても、手本とすべき自営業の知り合いが身近にいないのでイメージが湧かない、という面もあるようです。


起業の垣根は低くなっている-アウトソーシングを活用し得意分野に集中する


実は、昔と比べて、起業の垣根は確実に低くなっています。理由は3つあります。最初はアウトソーシングです。

例えばコスメ商品をオリジナルで作ろうと思えば、製造業許可・薬事申請といったお役所への手続き、薬品成分やパッケージ設計、生産工程や品質保証などなど、さまざまな化粧品に関する経験・知識が欠かせません。素人にはとても手が出せないでしょう。

昔はそこで諦めざるを得ませんでした。そこに登場したのが、OEM(オリジナル エキップメント マニュファクチャー 他社ブランド製造業)です。

最近の進化したOEMメーカーは、指示された通りに作るだけでなく、商品設計、量産化保証、パッケージなどのサプライヤー管理、最終顧客までの物流確保などを一手に引き受けます。OEMメーカーは、あなたが商品のアイデアだけ持ち込めば形にしてくれるのです。

こうしたOEMは、家電製品や医薬品にも拡がっています。今回はモノづくりを事例に取り上げましたが、こうしたアウトソーシングは製造業だけにとどまりません。

昔は商品を保管する倉庫も、最低2年の契約を求められました。最近はスポットでのストックもOKな倉庫業者もふえていて、起業家には朗報です。

その他、アウトソーシングは、売上代金の回収、店舗のレイアウト設計などあらゆる分野に拡がっています。

自分の不得意な分野はアウトソーシングし、得意分野に集中する、そんな形での起業が可能な時代なのです


-テクノロジーの進化を上手に活用する

かつて起業すると、得意先やサプライヤーとの契約、社会保険や税務署への届け出、監督官庁への営業許可の届け出などは一苦労でした。

自力でやるとなれば、本屋で解説本を買ってきて、役所に電話で問い合わせていちいち確認する、といった面倒な手続きが待っていたのです。届出用紙も、わざわざお役所に取りにいかなくてはなりません。最後には放り出して、税理士や司法書士にお金を払う、といった落ちが多かったようです。

こうしたわずらわしさを、webは一挙に解消してくれました。ネットを使えば、手続きに必要な情報が一手に集められ、流れも丁寧に解説してくれます。用紙もPCからダウンロードできます。税務署への確定申告に至っては、webの指示に従って処理を進めれば、書類が完成してしまうのです。もう丸投げする必要はありません。

Web活用は、届け出だけではありません。例えばネット販売なら、自分の商品を誰が閲覧したか、そのうち何人が購入に至ったかをwebで把握できるようになりました。物流面では、顧客へ配送途中の商品が今どこにあるか、商品のロケーション管理も簡単にできます。

さらに最近は、画像センサーや音感センサーを通信装置につなげての活用も拡がっています。

こうしたテクノロジーを活用すれば、店舗を持たなくても、従業員を大勢雇わなくても、ビジネスの立ち上げが可能なのです。


-政府や銀行も後押ししてくれる

世界の企業時価総額ランキングを見ると、上位5社はすべてアメリカ企業、そのうち4社はIT企業です。最も歴史の古いアップルでも起業して40年、フェイスブックに至っては10年ちょっとしか経っていません。起業が盛んだからこそ、アメリカは強いのです。

日本政府も、最近は起業の後押しに躍起です。会社設立をネットで手続きできるようにしたり、創業・事業承継補助金やモノづくり補助金といった資金面でのサポートを展開しています。

起業を支えてきたとはとても胸を張れない地場の金融機関も、融資姿勢は変わってきました。大企業は昔のように設備投資に積極的でなくなり、お金を借りてくれなくなりました。おまけに、ゼロ金利政策の影響をもろに受けて、経営が苦しくなってきています。新しい融資先を見つけなければ、先細るばかりなのです。

そこで、まだこれから起業しようとするアントレプレナーや若い企業に対しても、ビジネスの成長性や将来性を吟味したうえで、有望と判断した案件には融資するようになってきました。地方観光地の再生事業など、さまざまなプロジェクトにも積極的にかかわる姿勢を見せ始めています。

どうでしょう、みなさん、今は起業のチャンスなのです。


どんな業種で起業すべきか-熱意で選ぶ


では、どんな業種を選ぶべきでしょうか。まず何といっても、自分の得意分野、今までの経験や知識、人間関係が活かせる業種がベターです。言い方を代えれば、自分が好きで好きで仕方がない、想いを語り始めたら止まらなくなる、そんな業種を選べれば最高です。

町工場からグローバルでも指折りの自動車メーカーを築き上げた本田宗一郎、ひたすらバイクや四輪が好きで、「本当にやりたいことをやる」「人のまねをするな」「面白いからやる」といった信念のもと、名車スーパーカブを開発、さらにこの成功を足掛かりに四輪に進出します。

一方で宗一郎は、経営者としてのセンスは殆どなかったと言われています。宗一郎の情熱に突き動かされた社員たちが、苦労しながら営業・資金調達・人の管理とった面を支えてくれたのです

ホンダの成長を支えたのは、宗一郎の情熱です。その情熱が周囲を巻き込んだのです。つまり、情熱を持てる業種を選ぶことが、何より大切な成功の秘訣です。

とはいうものの、情熱だけで上手くいくほど、世の中甘くはありません。ビジネスモデルがしっかりしていないと、安定して稼ぐことはできません。


他人が入ってこれない囲いを作る「ビジネスモデル」

(顧客を囲い込むビジネスモデル)
ビジネスモデルとは何でしょう?個人的な意見ですが、ビジネスモデルは他人が入ってこれないような「囲い」ではないかと思います。

自動車ディーラーで車を購入すると、12か月後の点検や車検も薦めてきます。中には格安のカーショップを利用する顧客もいますが、たいていは営業の薦めに従います。

ディーラーは車を売って終わりでなく、その後のメンテナンスでも稼ぎます。同時に顧客との信頼関係を築き、次の買い替えにつなげるのです。こうして顧客を囲い込むのです。

(競合ライバルが入ってこれない囲い)
競争の激しいコンビニ業界ですが、シェアはランキング上位3社で9割以上を占めています。そんな中で、第4位のコンビニM、私は夏になると3日に1回は足を運んでしまいます。お目当てはソフトクリームやアイス系スイーツです。商品のラインアップばかりに目が向きますが、Mの秀逸なのは、そのビジネスモデルです。

実はMは、1980年の第1号店から、ずっとソフトクリームにこだわってきました。いまでこそコンビニ店内での調理も広まってきましたが、当時から厨房を備えていたのはMぐらいです。

ソフトクリームの製造・販売は、食品衛生法上の規制もあり、簡単には保健所の営業許可が取れません。他のコンビニが簡単には追随できないのです。

そんな中でMは次々と商品アイテムを充実させるだけでなく、マイスター制度により作り手を育てて「どの店でも同じソフトが味わえる」品質を保証したりと、地道な努力も欠かしません。

(なぜ囲いが必要か)
高度成長時代には、新商品を開発し、大量の宣伝広告と、徹底した営業プッシュと販促攻勢をかけて、売って売って売りまくる、こんなビジネスモデルが全盛でした。

同時に、メーカーが進める大量生産・大量消費の波に乗っていれば、末端で販売する小売店も安心でした。町の電気屋さん、化粧品店、金物屋さんも潤ったのです。その多くが個人の経営です。

私も高校生のころ、発売直後に爆発的人気で売れたウオークマン(カセットテープの奴です!)が欲しくてほしくて、近くの電気屋さんに予約して3か月間待たされました。

やがて日本は長いトンネルを迎え、新商品をみんなこぞって買うような消費者カルチャーは薄れていきます。

消費者の意識が変わっていく、そんな時代の変化に追いつけない商店街は次第にすたれ、個人のお店は減る一方です。逆に顧客のハートをガッチリつかみ、囲い込むビジネスモデルを作り上げた企業が伸びているのです。

そして囲い込みの究極が「ストックビジネス」です。


昔からある「ストックビジネス」


ストックビジネスは、昔からあります。そろばん教室や書道教室です。単発で商品やサービスを売るのではなく、地道に月謝で稼ぐのです。

爆発的なヒットで「儲ける」ことはできません。顧客がすぐに集まるわけではないので、時間もかかります。それでも、安定して「稼ぐ」ことができるのは大きな魅力です。

携帯電話も、典型的なストックビジネスです。最近はやや影を潜めましたが、携帯電話をゼロ円で販売してこれたのは、月々の通信費でたっぷり回収できるからです。


最後に-持続できる関係性を築く

飲食店や小売業(雑貨屋さんやパン屋さんなど)は、どちらかといえばフローのビジネスが中心です。では、常連さんはどうでしょう?

お店のこと、商品のこと、サービスのことを気に入ってもらえば、お客さんはお店に通ってくれます。

常連さんが通ってくれれば、お店の経営は安定します。つまり、常連さんは、ある意味で大切なストックです。

ただし、ストックビジネスと違って、常連さんと契約を結んだわけではありません。あるのは、常連さんとの信頼関係です。常連さんと持続できる関係性をいかに築くか、それこそ経営者の手腕にかかっています。


利益・収益・収入の違いを理解し経営センスを磨こう

領収書が経費で落ちるか落ちないか?判断基準を徹底解説!

個人投資家はどうやって稼ぐ?年収はどのくらいなの?そんな疑問を解決!


\ SNSでシェアしよう! /

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

マネーの神様 | 本物の投資家が教える 自分にあったお金を稼ぐ方法の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

by マネーの神様編集部

by マネーの神様編集部

ファイナンシャルプランナー、不動産投資家、起業家、トレーダー、ネットビジネス会社経営者、行政書士等が集まる、ちょっと不思議で多くの面白い情報が飛び交う編集部です。

この人が書いた記事

  • お金持ちの考え方と行動の法則は何が違うのか?

  • 働かないでお金を生み出す!不労所得を簡単に稼ぐ方法を考える

  • 貯金ができないのはなぜ!?お金を貯めるのが難しい3つの理由

  • 小資本で起業する方法は?起業の仕方を学んで独立開業!

関連記事

  • スキマ時間でお小遣い稼ぎができる?アンケートサイトで稼ぐコツ5つ

  • 個人事業主・法人って何が違うの?起業した後にどちらを選ぶ?

  • アラサー女性の気になる平均年収はどの位?稼げる職業は○○だった!

  • 額面収入(年収・給与)・所得・手取り…それぞれの違いとは?

  • 年収800万円稼ぐ人はいったいどんな仕事をしているのか?高収入職業トップ7

  • お金を賢く稼ぐならネットを活用すべし! 主婦でもできる収入アップの方法